女工さん遭難の碑(佃)

佃の堂見敏雄氏から「尼崎から佃への渡し舟が沈没して家路に向かう女工さんたちが亡くなったんやけど、その慰霊碑が佃墓地にあるよ。」ということを教えていただきました。
それでは、早速見に行こうと、堂見さんの案内で佃墓地に向かいました。
場所は、阪神「千船」駅そばにあります。

慰霊碑は、墓地中央部にあります。
碑文によれば大正2年11月2日に
大阪合同紡績株式会社神崎支店工場の31人の男女工手が佃津に向かう途中
渡し舟が沈没して女性のみ18名が亡くなりました。
新聞紙上で工手の母が義捐金をつのり、
その集まったお金の一部を使って碑を建てたとのこと。

工業が発達した尼崎に西淀川から働きに行っていたこと、
当時は渡し舟だったこと、
いろいろなことがこの碑文からわかります。
義捐金を募った新聞記事や、遭難の様子を掲載した新聞記事があるはずです。
機会を見て、探してみたいと思います。(林)