ミャンマーの環境活動
Myanmar2018
ミャンマー訪問記2018-1
2018年2月27~3月3日まで、村松理事長・藤江事務局長で、ミャンマー連邦共和国を訪問し、日本・ミャンマー両国の公害・環境問題について意見交換を行いました。
2月28日は、ミャンマー弁護士協会(Myanmar Bar Association)にて、日本の環境問題についての話ということで、大阪・西淀川大気汚染公害訴訟とあおぞら財団を紹介しました。
村松弁護士(あおぞら財団理事長)から、大気汚染訴訟の経緯や日本の弁護士制度に関しての報告の後、私が、あおぞら財団の設立、これまでの取り組みの話などを通訳を交えて約3時間。
意見交換では、
・ミャンマーには約5100万人の人口で弁護士活動をしている人が約1万人(資格を持ってる人は5万人)だそう。
・経済発展が進む中で、弁護士の中でも公害・環境問題への備えとして、今回のようなセミナーを開催したとのこと。
・まだ環境に関するデータも少ない、など。
今後、日本の経験も共有し、ネットワークしましょうとなりました。
ヤンゴン市内は、金色の仏塔が輝き、日本製の中古車があふれ渋滞する中、お坊さんや天秤棒担いだ商人が行き交う、活気あふれる街です。
ミャンマー訪問記2018-2
3月2日は、ミャンマーで環境に関わる活動・関心がある方に参加いただき、西淀川大気汚染公害訴訟や、その後のあおぞら財団の取り組みをお話しさせていただきました。
意見交換では、
・就学率が低い中で、どんな環境学習が必要か?、環境保全のために有効な方法は?
・大気汚染の客観的な調査は誰が行うのか、工場が違反しないようにどうやってチェックするのか?
・日本での他の公害は?、福島原発事故はどうなった? 、ゴミ問題は? などなど。
変化しつつあるミャンマーでの環境問題への関心の高さが伺えました。
連休にもかかわらず、ご参加いただき、ありがとうございました。
現在、ヤンゴンは乾季のため、日中は暑いです(36度とか)。こちらの皆さんはサンダルとロンジー(腰巻き)が定番。日が暮れると涼しい。
国民の85%は仏教徒だそうで、丘の上にあるシュエダゴォン・パヤーにはたくさんの人がお参りに来られてました。
ミャンマー国内には135の民族(主なものでも8民族)が住む。今回の宿泊は中国人街、隣の街区はインド人街でした。
食事は、味付けはあっさりめで、どれも美味しくいただきました。
※今回のミャンマー訪問は平成29年度大気汚染経験等情報発信業務の一環として行っています。
※ミャンマーでのセミナーは、ヒューマンライツ・ナウが主催する「ミャンマーにおける環境および人権に関する普及啓発・教育トレーニング」(独立行政法人 環境再生保全機構助成事業)の一環で「環境」をテーマに実施されたものに同席・講演・意見交換する機会をいただいたものです。