「公害の経験から学び、未来を創る市民を育てる」
あおぞら財団

【小学生向け】防災絵本「西淀川にたいふうがきた」

                   

〇概要

  • 防災絵本「西淀川にたいふうがきた」は西淀川を舞台にした絵本です。
  • 絵本の読み聞かせをした後、「災害が発生したらどうするの?」「普段から災害に対してできることは?」といったことについて対話形式で共に考えます。

〇ねらい

  • 地球温暖化について学び、ふだんの生活の中でできることを考える。
  • 環境の変化により、災害リスクが高まっていることを学ぶ。
  • 防災絵本を読み、災害が起こった時の対応について考え、日頃の備えの重要性を学ぶ。
  • 防災絵本を用いることで、子ども達は主人公に自分の身を重ねることができ、「気づき」を誘発することができます。「気づき」は、「正しい理解」「災害時の正しい判断と行動」につながります。

〇所要時間

45分程度

〇進め方の例

0. 準備 ・3~4人のグループに分かれて行う。

・部屋の中の机やいすは、グループワークができるように配置します。

1. 目的、内容の説明 この授業の目的、授業内容の説明をします。
 

2. 地球温暖化と災害についての解説

「環境の変化が災害をもたらす!?」

・地球温暖化によって、災害が起こりやすくなっていることを解説します。

3. 話し合い① 話し合い①「地球温暖化に対して、私達ができることは…」

〇グループに分かれて話し合いを行います。

  • ふだんの生活の中で、地球温暖化対策としてできることを話し合う。
  • 例:電気のむだづかいをやめる、家族での外出は車ではなく自転車や電車で移動する。ゴミを減らしてリサイクルをする。緑を大切にする。買い物のときはエコバッグを使う、など。

〇各班からグループで話した内容を発表してもらいます。

〇発表した内容を踏まえて、地球温暖化の緩和策(CO2削減等)、適応策(防災など)について解説をします。

4.絵本の読み聞かせ 〇防災絵本の読み聞かせ

  • 大阪市を舞台にした防災絵本を読む。
  • 防災絵本「西淀川にたいふうがきた」(製作:あおぞら財団)

〇災害に関する基礎知識

  • 絵本の場面をふまえた災害の基礎知識(避難とは何か、避難警戒レベル等)を解説します。
5. 話し合い② 話し合い②「災害に対して普段からできることは……」

〇グループに分かれて話し合いをします。

  • 災害が発生した時にどんなことに困るのかを考えながら、ふだんからどんなことができるのかを考える。
  • 例:天気予報をチェックする、家族との連絡の取り方、近所の大人に助けを求めることができるのか、避難場所や避難経路、地域の避難訓練への参加、電気・ガス・水道が止まった時の備え(水・食料・トイレ、電池など)……

〇各班から話した内容を発表してもらいます。

6. 気候変動に関する知識の共有(5分) 学習した内容を振り返ります。

  • 授業中で児童から出てきた意見を整理した上で、環境と災害が密接にむすびついており、児童一人一人が持続可能な社会の一員として環境にやさしく災害に備えた生活を送ることが大事であることを話します。

 

〇絵本のお問合せ、ダウンロード

絵本は予備がありますので、あおぞら財団までお問合せください。

ダウンロードはこちらからどうぞ

○実施事例