「公害の経験から学び、未来を創る市民を育てる」
あおぞら財団

気候変動の影響を災害エピソードから考えよう

                   

〇概要

  • 気候変動によって増加している災害は、私たちの生活に大きな影響を与えます。その影響を具体的に理解するために、災害の被害エピソードを読み、お互いに感じたことや想像したことを共有して、気候変動の影響に対する理解を深めます。

〇ねらい

  • 気候変動の影響を大きく受ける人は、どのような人なのかを考えます。
  • エピソードを読み、気候変動の影響を受ける人がどのような被害を受けるのかを具体的に知ります。
  • 今後、私たちの生活や身近なところで何が起こるのかを想像します。

〇所要時間

45分程度

〇進め方

0. 準備 ・3~4人のグループに分かれて行います。

・部屋の中の机やいすは、グループワークができるように配置します。

・p7のエピソードシート、p8のワークシートを人数分コピーしておきます。

1. 参加のルールの確認(2分) 様々な意見を安心して自由に話せる安全な場づくりのために、参加のルールを設定し、参加者全員で確認します。

参加のルールの例

・思いついたことは、失敗をおそれず恥ずかしがらずに発言する

・必ず全員が発言する。

・他の人の意見を尊重し、耳を傾ける。

・一人で長時間話さない。

2. すすめ方の説明

(3分)

参加者一人ずつにエピソードシートとワークシートを配布します。

下記のような問いかけを行います。

問の例

「エピソードを読み、気候変動の影響を受ける人が、具体的にどのような被害を受けるのかを考えてみましょう」

3. 個人ワーク(5分) 個人でエピソードを読んで、ワークシートに記入します。
4. グループワーク(10分) グループ内でワークシートに書いたことを話し合います。
5. 全体共有(5分) 各グループでどのようなことを話したのかを全体で共有します。
6. 気候変動や災害リスクに関する知識共有(10分) p3~4の「気候変動 公害 防災のつながり」や災害洪水リスク情報を共有し、自分や身近な人に災害が起こりうるということを確認します。

洪水リスク情報の例:国土地理院「重ねるハザードマップ」https://disaportal.gsi.go.jp / maps

7.振り返り(10分) 各グループで「自分にできること」「もっと知りたいこと」を話し合います。複数グループに、どのようなことを話したのかを発表してもらい、全体で共有します。

〇資料のダウンロード

ワークシートや資料はダウンロードページからお申し込みください。

http://aozora.or.jp/kougai_lecture/form/