医者原因は公害 患者を支える

検査センターを立ち上げ 公害病認定申請を手助け

●1970年に西淀川区が大阪市の中で唯一の公害指定地域となり、公害病の認定が行われることとなりました。ところが、西淀川区には公立病院がなく、公害病の申請を行うための検査機関がありませんでした。そこで1970年に西淀川区医師会は「西淀川区医師会立公害検査センター」を千北病院(現在の千北診療所)の一部に設置しました。

●西淀川区医師会は「一貫して地域住民の側に立って公害とたたかう西淀川区医師会の基本的態度を明らかにする」とした基本方針のもと、研究会の開催や、政府に加害者負担による公害被害者の救済をおこなうよう求める要望書の提出など積極的に取り組みを始めました。

●1972年の西淀川公害患者と家族の会結成の際には、医師会は区内全域の公害認定患者に入会呼びかけ文を発送し、各病院・診療所で入会受付を行ない、組織づくりをサポートしました。西淀川患者会は1700世帯、のべ3000人の大きな組織となりました。医師会は患者会とともに公害反対運動を行ったのです。

患者会入会呼びかけチラシ 西淀川区医師会立公害検査センター
住民が測定した大阪府内の大気汚染
大気汚染物質と公害病の種類 公害患者の実藤さんの診察風景