ジャーナリスト被害を伝える

公害の実態がジャーナリストの心を動かし人に伝わる記事となる



自分を責める患者

●公害が社会問題化する中、公害の現状を多くの人に伝えるために、たくさんのジャーナリストが西淀川を訪れました。被害の実態や、住民運動の動きを取材する中で、公害の被害とは何かを感じ取り、被害者の目線から取材をする市民的なジャーナリストが育っていきます。これらのジャーナリストたちは、その後も社会の矛盾点を市民の立場から明らかにしていきます。また市民も、戦略的に運動を進めていくためにはマスコミを活用して、社会にアピールしていくことが重要だと知ることになります。

数字で見るのではなく、一人の苦しみに寄り添う
市民が記者を育てる新妻義輔さん