第3期環境フロンティア講座始まる!
今年から始まった環境フロンティア講座の第3期「都市における”みどり”と私たち」が
スタートしました。
第1回目は「まちの景観〜地域の生活文化と歴史の持続から〜」というテーマで、大阪大学工学研究科准教授の小浦久子先生にお話していただきました。(10月29日金)
お話は「景観とは何か」というところから始まりました。
・景観は人間をとりまく環境のながめ
・「見える環境」はいいかえれば景観 とのこと
漠然と、目に見えるもの・私たちを取りまくものすべてが景観であると思っていましたが、
私たちを取りまく環境が目に見える形となって現れているものが、景観なんだということ。
また、「風景」というものの概念自体が、近年(といっても17世紀ですが)発見されたものだということも驚きでした。
風景には、地域の特性が現れている、
逆に言えば、その景観に地域性を見出すことが出来れば、
その土地にあった”まちづくり”というものを考える一歩を
踏み出すことができるのではと感じました。
また景観計画と都市計画をいかに連動させるか、またその重要性なども
お話いただきました。
会場からは、
・景観法に強制力はあるのか
・住民の思いを行政・まちづくりに生かすにはどうすればよいのか
・まちづくりと連動して景観計画をつくった具体的な例はあるのか
などなどの質問が出されました。
<参加者の感想>(一部)
・歴史やみどりだけでなく、身近な生活に密着したものが景観ということを改めて感じた。
・今、良いと思うのは、50.100年前につくられたもので、現在のものは、そのように先見しているのかの問いかけに印象が残った。
・身近な環境を対象とする、意識化するというところがおもしろかった。景観計画をまちづくりに活かしていくことが大事だと思いました。大阪には計画的歴史都市のなごりが京都よりあると知って驚きました。
次回は11月12日(金)19:00〜20:30
「生物多様性・自然環境の危機〜あなたは何をすべき?〜」を
大阪自然環境保全協会 事務局長の岡秀郎氏を講師にお迎えして開催します
(会場:ドーンセンター)
みなさまのご参加お待ちしています