「エコでつながる西淀川・キックオフミーティング」開催しました。
4月2日に「エコでつながる西淀川・キックオフミーティング」を開催しました。
2011年、2012年の2年間でトヨタ財団の助成を受け、「エコでつながる西淀川〜環境教育・資源回収でつながる高齢者と子供たち」という活動をスタートすることになりました。
この活動のねらいは、身近な暮らしの中で実践できる活動の場をつくり、学校、町会、環境NPO、個人で取り組まれている環境まちづくり活動をつなげ、世代を超えて学び合う仕組みをつくり、持続可能な環境まちづくりの実践モデルをつくる事を目標にしています。
今回の「エコでつながる西淀川・キックオフミーティング」はこの活動のスタートとして、活動の主なフィールドになる佃地区のみなさんと、この活動の目標や内容などを確認しあい、皆で頑張ろうという思いを共有することを目的として開催し、27名(財団スタッフ含む)の参加者が集まりました。
全体の流れ
第1部では「みんなに教えて西淀川のエコ活動」ということで、ESDに関する説明やこれまで西淀川菜の花プロジェクトで取り組まれてきた活動や、佃地区で実践されている活動の紹介を行いました。
そして第2部でこれからの活動についての意見交換をワークショップ形式で行いました。
第1部では西淀川ESDとして学校等の教育現場で菜の花プロジェクトに取り組んでいる西淀川高校教員の辻幸二郎さん、大阪経済大学講師の柏原誠さん、淀中学校教頭の伊藤司さん、ガールスカウト大阪26団リーダーの山本康子さんから各団体の取り組みを発表していただきました。
次に廃油回収に積極的に取り組んでいるASA御幣島の今井雄志さんにお話いただきました。
そして活動の中心になる佃地区での取り組みについて、まず佃連合振興会環境衛生部から津田安基さん、阿南雄一さんから廃油回収、資源回収に関するお話をうかがい、次に1−3町会の内田充俊さんから廃油回収と廃油キャンドルづくり、キャンドルナイトの取り組みについてお話しいただきました。
最後に佃中学校出身で廃油リサイクルに取り組まれている浜田化学の岡野嘉市さんから、事業者としての取り組みについてお話をうかがいました。
第2部では
この活動のプランについての説明の後に、4つのグループで意見交換をワークショップ形式で行いました。活動のアイデアややりたいこと、できることだけでなく、活動の上で困る事や不安などについて意見を出してもらいました。
各グループで出た意見を模造紙にまとめ、全体に発表しました。
いろんな人を巻き込むために魅力的な取組みを考える必要があり、町会の中で様々な取組みが実践されることが求められるという意見や、町会単位で廃油回収の量について目標の達成度を確認するなどの取組み、地域通貨やポイントなど、廃油回収をするメリットがあったらいいなという意見や、たくさんの人に知らせるためのPRのために資料や場所を設ける、カラオケ大会などでのPRや回収活動、菜の花をまちのあちこちで栽培するなどに加え、情報を提供や廃油がどのように活用されているのかについて知ってもらうという意見が出ました。また廃油回収の容器の問題についてなど、回収方法の検討が必要という意見も出ました。
これから2年間、助成を受けての活動のスタートします。様々な意見が出てきて、会場全体から頑張ろうという雰囲気が感じられました。佃地区が主な取り組む地域になりますが、西淀川全体を巻き込んでこの活動を盛り上げていければと思いました。
(研究員 相澤翔平)