菜の花プロジェクトとは
菜の花プロジェクトとは
地域の空き地や休耕田で菜の花を育て、収穫した菜種油を料理に使った後に、廃油として回収し、環境にやさしい代替燃料として再利用しようという試み、それが菜の花プロジェクトです。
自動車の排気ガスによる大気汚染やCO2はじめとする地球温暖化などを抑止する循環型社会を目指す取り組みの一環として、また回収を通じて人のつながりが生まれ地域を活性化することもできることから、全国各地で取り組まれています。
西淀川地域では、廃食油の回収・菜の花の栽培を行っています。
廃油の回収拠点になるには??→廃油回収ステーションになるには?
西淀川での取り組み
大阪市西淀川区では、さまざまな主体が参加して「持続可能な交通まちづくり市民会議~みんなで考え・つながり・行動するために~」を立ち上げ、2007年度から持続可能な開発のための教育(ESD)「国連 持続可能な開発のための教育の10年促進事業」(環境省)の一環として取り組み、とりわけ2008年度からは、菜の花プロジェクトを中心に据え、その意義を伝えつつ、菜の花栽培や廃油回収を拡げるために活動をすすめてきました。 なかでも、大阪府立西淀川高校は校内の畑や自前のBDF精製機を活用し、必修である「環境」の授業や課外活動を通じ本格的に菜の花プロジェクトを推進しています。
ESDとは??
「持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development」の略称です。
大量生産・大量消費型の発展モデルから脱却し、環境・社会・経済の適正なバランスを保ちながら将来の世代によき生活を手渡してゆくために様々な教育を展開してゆこうという試みです。
西淀川地域では<つながる>をキーワードとしてESDを推進しています。
環境問題に共に取り組むことによって、小学校・中学校・高校・大学と地域をつなぐこと。また、そのことによって社会関係と諸個人をゆたかに発展させつつ地域でまちづくりの課題を解決する<新しい何か>を生み出してゆくことを念頭に、活動に取り組んでいます。
これまでの活動
・菜の花の栽培(西淀川高校での畑作業)
みんなで一緒に土運び
・廃油回収&菜種の配布(西淀川区民まつり・東淀川区民まつり)
・交流会の開催
みんなで楽しく交流会
・ステッカーの作成(図案とキャッチフレーズを西淀川高校生から募る)
・緑の募金活動
元気よく声を出して募金活動!!
・他団体主催のイベントへの参加【菜の花プロジェクトみのお 第3回 菜の花祭(2008年4月参加)
活動の経過報告はブログにて発信中です!!
西淀川ESDニュース
西淀川ESDの取り組みを紹介するものです。
2007(平成19)年度 第1号ESDニュースNo.1
2008(平成20)年度 第2号ESDニュースNo.2
2009(平成21)年度 第3号ESDニュースNo.3
2010(平成22)年度 第4号ESDニュースNo.4
2011(平成23)年度 第5号ESDニュースNo.5
西淀川版 菜の花プロジェクト マニュアル
西淀川のこれまでの取り組みをもとに、「西淀川版 菜の花プロジェクトマニュアル」をまとめました。これから菜の花プロジェクトを始めようという方や菜の花プロジェクトに取り組んでいる方にも参考になると思います。
紙芝居の作成・貸出
菜の花プロジェクトの廃油回収について説明した紙芝居です。
取り組みに参加している小学生・中学生・高校生・大学生が一緒に紙芝居のストーリーを考えました。
また、一般の方への貸出も実施しており、読み聞かせなども行っています。
貸出の予約は、あおぞら財団まで
読み聞かせ会のようす
<あらすじ>
西淀川菜の花プロジェクトのキャラクター「なの子ちゃん」がネコとスズメ、チョウチョとバスに乗ります。
このバスは臭いにおいがしない素敵なバス!!そこに通りかかった臭いバスに・・・
画像をクリックすると絵本が表示されます。(内容は紙芝居と同じです)
環境省 ESD紹介冊子『未来をつくる学びをはじめよう-地域から学ぶ・つなぐ39のヒント-』
「環境省・国連ESDの10年促進事業」の成果として、菜の花プロジェクトの取り組みが紹介されました。
<完全版>地域から学ぶ・つなぐ 39のヒント 日本語版 English
これまでの回収量
2009年 590.1リットル
2010年 2277リットル
回収量の速報値はブログで随時アップ中です。
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