【目的】
主に以下の三点について、兵庫県関係の国会議員・政党等の見解を明らかにする
・今後の道路整備の水準と内容をどうすべきか
・道路特定財源や車を利用する人の負担をどうすべきか
・兵庫県における道路整備をどうすべきか

＊ 兵庫県は日本のほぼ中央に位置し、北は日本海、南は瀬戸内海に面する。また大都市から農山村まで多様な特性をもち、日本の縮図といわれる。こうしたことから、兵庫県の道路整備についての議論は、全国の道路整備についての議論と重なる部分が大きい。

【調査主体】
兵庫県立大学 経済学部 兒山真也研究室
財団法人 公害地域再生センター（あおぞら財団）

【調査対象】
兵庫県関係の政治家等、38人・団体（6政党＋32名）
・2005年衆議院選挙 兵庫県内の当選者および次点者等
・2004年・2007年参議院選挙 兵庫県内の当選者および次点者等
・主要政党兵庫県本部等

【調査日程】
2008年3月31日（月）（一部4月1日）送付または持参
4月9日（水）返信投函期限

＊なお、3月27日には福田首相が2009年度からの一般財源化を柱とする提案を行った。また3月31日に暫定税率が失効し、4月1日からガソリン値下げに踏み切るガソリンスタンドが相次ぎ、活発な報道もなされた。

【回収状況】
期限内に13名（4政党＋9名）から返信。うち1名（冬柴鉄三・国土交通大臣）からは、道路行政の所管大臣として、回答できない旨のご説明。
期限後に2名から返信（2008.5.12現在）。
ご回答いただいた方の一覧は表の通り。

自民党 大前繁雄様 衆議院議員
自民党 谷公一様 衆議院議員・国土交通大臣政務官
自民党 末松信介様 参議院議員
自民党 木挽司様* 衆議院議員
公明党 赤松正雄様 衆議院議員
民主党兵庫県総支部連合会
民主党 岡田康裕様
民主党 高橋昭一様
民主党 梶原康弘様
民主党　向山好一様*
日本共産党兵庫県委員会
共産党 堀内照文様
社会民主党兵庫県連合
新社会党兵庫県本部

*) 期限後のご回答

【調査結果】
◎質問と回答（PDF）
◎アンケート結果の概要と考察（PDF） 兒山真也（兵庫県立大学経済学部）

＊注意）本調査は統計的分析を目的としたものではなく、本調査の結果が各党の意見を代表するものと断定すべきではない。

【関連資料】

なお、道路整備や財源に関するこれまでの我々の考え方（統一見解ではない）を示した下記の文献がある。
・ 西淀川道路環境対策検討会『西淀川道路環境再生プランの提言Part6（素案）』2007年3月、（財）公害地域再生センター（あおぞら財団）
・ 道路特定財源研究会『道路特定財源研究会報告書』（『交運研』23号）2008年4月
・ 兒山真也「交通における目的税の再考」『財政と公共政策』25(3)、2003年10月