「空気のよごれ調べと にしよど環境・子ども提案づくり(12/27)」を開催しました
12/27、エルモ西淀川にて「空気のよごれ調べと にしよど環境・子ども提案づくり」を開催しました。参加者は学童やガールスカウト、個人での参加もあり、総勢111名と非常に賑やかなイベントとなりました。
毎年行っている空気のよごれ調べですが、今年は空気のよごれ調べだけではなく、子どもたちが行ってきた1年を通じての環境調査活動を振り返り、西淀川の環境・まちづくりに対しての提案づくりをしました。
まずはじめに、小平さんから「空気とは何でできているのかな?」「どうして空気は汚れるのかな?」というお話があり、みんな学校で習ったことを一生懸命思い出し、答えていました。
次に、それぞれの団体ごとに分かれて大野川緑陰道路へ行き、インタビューを行いました。
インタビューの内容は、
①西淀川の好きなところ
②西淀川の嫌いなところ
③こうなってほしいと思うこと
の3点です。
さぁ、みんな勇気を出して!
しっかり聞いたことをメモできたかな?
たくさんいいお話が聞けて、みんな改めて自分の住むまちの大切さを実感した様子でした。
その後エルモ西淀川へ戻り、参加者に事前に測定してもらっていた空気調べの測定結果のシールを地図に貼っていきました。
ちなみに今回は・・・・
きれい(20ppb以下)が58ヵ所、ふつう(20-40ppb) が20ヵ所、注意(40-60ppb)が1ヵ所、汚れている(60ppb以上)が1ヵ所、という結果になりました。
なんと2009年以降一度も出ていなかった「汚れている」があったのです。それは団地のエレベーター取り付け工事の現場で採取した空気でした。工事をすることによって、みんなが住みやすいまちを作っているにもかかわらず、その周辺の空気が汚れては大変です。重機などから出た悪い空気をいかに減らすことができるかが今後の課題となりそうですね。本当の意味で、みんなが住みやすいまちづくりをすることが大切だと感じました。
そして午後からは西淀川区長の西田さんも来てくださり、今日の調査結果を見ていただきました。
その後、午前中のインタビューの結果を元に自分の意見を出し合い、その意見を食べ物の形をした紙に書いてもらいました。それを大きなお皿に乗せていきます。
たくさんの意見を書いた料理が出揃ったところで、自ら手を挙げて自分の意見を発表し、区長さんと直接お話をしました。
最後に区長さんから今後どのような取り組みをしていくかというお話をしていただき、みんな自分の住むまちをよりよいものにしていこうという希望が湧いてきたようでした。
実際に自分でインタビューをしたり、自分の意見を声に出して発表したりと、自ら体を動かすことによって、ひとりひとりがまちのために出来る事を実感してもらえたイベントとなりました。みんながきれいにしていこうという意識を持ち、今日出た意見が実現していけたらなあと思います。
大阪工業大学 寺田朋葉