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にしよど防災ロゲイニング2025開催!(12/20)

※あおぞら財団が事務局をしているにしよど親子防災部の活動報告です。

12月20日(土)、西淀川区で「にしよど防災ロゲイニング」が開催されました(主催:にしよど親子防災部、共催:西淀川区役所)。
スタッフや区役所職員を含めて92人が参加しました。今回は西淀川区が募集しメンバー登録している西淀川区ジュニア防災リーダーの中学生、学童保育の小学生も多数参加してくれました。会場は西淀川区役所5階です。

会場で渡された地図をもとに、参加者たちは南海トラフ巨大地震による津波到達時刻である116分という制限時間で西淀川区内のさまざまなチェックポイントを回り、防災スポットを確認しながらポイントを競い合いました。
制限時間1分超過ごとに50ポイント減点のペナルティが課されるルールです。

みんなで真剣に作戦会議をしています

いざ出発!地図を見ながら西淀川区内を歩きます

西淀中学校を発見!しっかり写真に収めています

少し駆け足で回るグループも

今回ポイントを1番集めて優勝したのは、西淀川区ジュニア防災リーダーの中学生でした!
元気に西淀川区内のチェックポイントを走り回り、1位を掴み取りました!

おめでとうございます!頑張りました!

他のチームも作戦会議時にどの場所に行くのか、ボーナスポイントである「津波避難ビル」や「海抜表示」はどこにあるのかなどを真剣に話し合う様子を見ることができました。
ロゲイニング中は、海抜表示を探す様子や、地図を見ながら楽しそうに歩く様子などを見ることが出来ました。
また、今回は西淀川区外在住の方にも参加していただき、西淀川がどのような地域であるかを考えていただける機会にもなりました。

参加者アンケートでは、「とても楽しかった」が51%。、「楽しかった」が31%と多くの方に楽しく参加していただくことができました。

アンケートでは下記のような意見がありました。
・避難場所について確認ができ、運動にもなってすごく楽しかったです。
・歩くのは疲れたけど、ふだんみない場所が避難場所がたくさんあっておどろきました。海抜も思ったよりビックリ!!
・あらためて地域のことが知れてよかった

今後も西淀川の防災や地域の魅力について発信していけるような活動にしたいと思います。
また、次年度も開催して交流の輪を広めたいと考えています。

<西淀川防災ロゲイニング 概要>
主催:にしよど親子防災部(事務局 あおぞら財団)
共催: 西淀川区役所
協力:NPO法人にしよどにこネット、NPO法人西淀川子どもセンター、にしよどおやこ劇場、NPO法人くるる、大阪防災企画

この事業は、大阪市ボランティア活動振興基金の助成を受けて実施しています。

(記・あおぞら財団アルバイト 神崎みづき)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2025年12月24日5:50 PM

【にしよど防災探検】ロープ結索訓練編【ジュニア防災リーダー】

防災の豆知識をわかりやすく伝えるにしよど防災動画。

今回、ジュニア防災リーダー達が西淀川消防署でロープの結索訓練を体験しました。 消防士の方々の指導を受けながら、災害時の救助活動に欠かせない「巻き結び」や「輸送結び」を教わり、挑戦しています。

今回体験したロープ結索のうち、「巻き結び」は、杭やポールなどの対象物にロープを手早く固定するための基本的な結び方です。摩擦力を利用して締め付けるため、力がかかるとしっかり締まり、外しやすいのが特徴です。
「輸送結び」は、荷物を一時的に固定する際に便利な結び方で、洗濯物を干す際にロープを張る場面などでも役立つ結び方です。

是非、みなさんもロープ結索に取り組んでみてください。

ぜひ最後まで見てみてください。よかったら「いいね👍」もお願いします。

<西淀川区ジュニア防災リーダークラブとは>
西淀川区ジュニア防災リーダークラブは、西淀川区内の中学生・高校生が防災・減災について学ぶ取り組みです。
今回の動画は、その活動の一環として制作しました。

現在、西淀川区では「西淀川ジュニア防災リーダー」を募集しています。
防災や減災に関心のある中学生・高校生、地域のために何かしてみたいという方の参加をお待ちしています。
活動内容や申込方法など、詳しくは西淀川区ホームページをご覧ください。
西淀川ジュニア防災リーダー 募集案内(西淀川区ホームページ)

 

【にしよど防災探検】ロープ結索訓練編【ジュニア防災リーダー】

出演:西淀川消防署 西淀川ジュニア防災リーダー
協力:西淀川消防署
映像協力:岸本景子
制作・著作:西淀川区役所 あおぞら財団

 

 

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2025年12月17日5:12 PM

【にしよど防災探検】西淀川消防署インタビュー編【ジュニア防災リーダー】

防災の豆知識をわかりやすく伝えるにしよど防災動画。

今回、ジュニア防災リーダー達が西淀川消防署を訪問し、消防署の役割や災害時の対応についてお話をうかがいました。

消防署というと、火災の消火をイメージする方が多いかもしれませんが、災害時には救助・救急活動など、命を守るためのさまざまな役割を担っています。
今回のインタビューでは、ふだんどのような訓練を行っているのか、また災害が起きた際にどのような活動をするのかについて、消防士の方々から詳しくお話をうかがいました。
現場で働く消防士の声を通して、防災をより身近に感じられる内容となっています。

ぜひ最後まで見てみてください。よかったら「いいね👍」もお願いします。

<西淀川区ジュニア防災リーダークラブとは>
西淀川区内の中学生・高校生が防災・減災について学び、心身ともに健全な人間性を育みながら、防災・減災に関心を持ってもらう取組みです。
今回の動画は、その活動の一環として制作しました。

現在、西淀川区では「西淀川ジュニア防災リーダー」を募集しています。
防災や減災に関心のある中学生・高校生、地域のために何かしてみたいという方の参加をお待ちしています。
活動内容や申込方法など、詳しくは西淀川区ホームページをご覧ください。
西淀川ジュニア防災リーダー 募集案内(西淀川区ホームページ)

【にしよど防災探検】西淀川消防署インタビュー編【ジュニア防災リーダー】

出演:西淀川消防署 西淀川ジュニア防災リーダー
協力:西淀川消防署
映像協力:岸本景子
制作・著作:西淀川区役所 あおぞら財団

11/13(木) 日中環境問題サロン2025を開催しました

11/13に日中環境問題サロン2025を開催しました。

グローバルな経済活動が展開される中で、今日の公害・環境問題は地域や国をこえた形で発生し、互いに影響しあっています。

中国の環境NGOおよび環境事業を取り組む団体のメンバーを招き、中国の最新の環境問題について報告いただき、日本の市民、専門家やNGO関係者、企業との意見交換を行う日中環境問題サロンを開催しました。今後の日中における公害・環境問題の解決に向けて、お互いに理解し、協働していくための意見交換をおこないました。

あおぞら財団事務局長藤江と中国訪問団リーダー李力氏の開会あいさつによって、日中環境問題サロン2025が始まりました。

 

「自然の美しさを享受し、エコ文明の実践者になろう」

最初の発表者は、黒竜江省八五三農場幼稚園・園長宋波氏です。

宋氏の幼稚園が、環境教育を充実に取り入れています。
・大自然を触れ合う:園児を林に連れ、自然に触れ合うゲームを通して、自らの肌で自然を感じさせます。
・植物を世話する:園内に植樹します。植物の水やりや葉の手入れは、園児がしてもらいます。園児が植物との「付き合い」によって、自然環境への関心が培うことが期待されます。
・ゴミ分別やアップサイクル:幼稚園からゴミ分別の習慣を身に付けることを目指します。また、ペットボトルなどの廃棄物をアップサイクルし、「水ロケット」を作ります。アップサイクルをゴミ問題の解決策の一つとして園児に知ってもらいます。
・ゼロウェスト:食べ物に常に感謝の意を込めて、完食するよう促します。給食の量を少なめにし、足りない子におかわりしてあげるの形で、完食の習慣を身に付けることを目指します。

発表している宋氏

「湿地の気候変動対応協働活動」

次の発表者は、合肥市善水環境保護発展センター(以下「善水」と呼ぶ)・執行主任張登高氏です。

張登高氏が所属する団体「善水」は、河川・湖の生態保護、コミュニティと湿地保全が共生できる方法を模索する環境保全団体です。気候変動や環境問題に対して、湿地のレジリエンス(復元力・耐久力)を高めることが、当団体の目指しです。

張登高氏の発表を通して、湿地保全という環境対策における積極的な市民参加の可能性が見られました。
コミュニティ、湿地管理部門、「善水」が協約を結び、環境の豊かな住みやすい地域を目標としてまちづくりを行います。有志の地域住民を「湿地ガイド」や「湿地保護隊」を育成する。一般市民が「湿地ガイド」の湿地解説を聞いたり、「湿地保護隊」の活動・調査報告を見たり、環境意識が向上されます。また、「湿地ガイド」や「湿地保護隊」が湿地管理部門から給料をもらって、持続可能な環境保全・環境教育の輪が広がることが期待されます。

発表している張登高氏

「医療廃棄物の科学的処理:環境と気候を守る重要な防衛線」

最後の発表者は、山西数酷大数据科技有限公司・会長張志栄氏です。

張志栄氏が、現在山西省太原市の医学連合会の会員であり、高齢者介護と医療廃棄物の適正処理について研究されています。

張志栄氏の発表を通して、医療廃棄物の処理が不適切であれば、衛生上の問題だけではなく、環境問題・気候変動にも多大な影響を及ぼす恐れがあることが示されました。
例えば有害物質やバクテリアが土壌や地下水を汚染する可能性があります。また、医療用品に多く使われるプラスチックの不完全燃焼により、ダイオキシン等が放出され、気候変動や人類健康が脅かされます。
そのような悪影響を回避するため、厳格な分別、漏れ防止を備えた専用運搬車両、高温蒸気処理など新たな処理手順が求められています。

発表している張志栄氏

三人の発表者の発表に対して、龍谷大学政策学部教授櫻井次郎先生、中国訪問団リーダー李力氏が、コメンテーターとして解説を行いました。また、あおぞら財団理事長村松昭夫先生、オンラインで参加してくださった公立鳥取環境大学の相川泰先生からもコメントや質問をいただきました。

中国人がご馳走をする時「料理が余ることが、誠意の証である」という伝統的な考えがある中、現在の「完食」ブームの広がりをみると、食への考え方の変化してきているようだ。湿地と共生する地域住民の環境保全意欲が培われたきっかけと活動のモチベーションの維持の仕方は?。一般市民が医療廃棄物に関する認知を向上させる方法は?などについて、議論が盛り上がりました。

参加者と発表者が議論している

あおぞら財団が来年、設立30周年を迎えるこの時期で、中国の環境NGOとの交流も15年目になりました。

かつては、深刻な大気汚染でどんよりとした北京の空の下で、車が昼でもライトをつけなければ走れない光景が、もはや過去形になったそうです。この間、日中交流・研修でのつながり・学びが中国の環境NGOの一助になっていれば幸いです。

また、長年の交流の中で、中国環境NGOの成長の速さも見られました。環境問題の観測・解決にドローン技術、AI分析などハードウェアを活用したり、環境地図アプリを開発し、一般市民に呼びかけ、まちの環境状況をアップしてもらうなどのソフトウェアにより市民参加を促すような環境対策が、逆に現在日本の環境NPOが参考すべきところではないかと考えられます。

厳しくなりつつある日中関係の下で、活発な民間交流によって、友好な国際関係を維持することが大切だと思います。また、国境を超える環境問題・気候変動問題に関して、必ず国と国の手を組まなければ解決できません。

日中環境問題サロン、次の15年に向けて、引き続き、交流活動をよろしくお願いします!

集合写真

 

(記・あおぞら財団アルバイト 王子常)

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アジア各国では、現在進行形で、様々な公害・環境問題が発生しています。
その中で、自分たちの住み暮らす地域の環境を良くしていこう!と取り組む人々がいます。

あおぞら財団の国際交流活動を通じてつながったアジア各地の環境活動を報告・紹介するページ「アジアの環境活動でつながろう」を新たに作成しました。
それぞれの取組みを知り、学び、つながることで、活動の輪を広げていきましょう。

ぜひ↓ご覧ください。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2025年12月15日5:18 PM

大阪公立大学「都市基盤計画特論3回目」ワークショップ&テーマ決め(12/9)

12月9日(火)に、大阪公立大学大学院工学研究科「都市基盤計画特論」の授業の一環としてフィールドワークを行いました。今回の授業は3回目。これまでの2回の学び・体験を整理して、西淀川のまちづくり提案を本格的に考えます。

ダイヤモンドランキング「あなたのまちの地球温暖化対策」

1回目の授業ではロールプレイを行い、公害・環境問題が発生した時に、立場がそれぞれ異なるステイクホルダー同士の間に、全員が納得できる解決案を練るのにかなりのハードルがあることを体験してもらいました。

今回は、「あなたの街の温暖化対策」というテーマで、ダイヤモンドランキングを行いました。このワークでは、それぞれの人の意見をランキングとして可視化し、地球温暖化対策についてグループ内で合意形成を行うというワークです。

4グループは各自の議論に基づき、それぞれ異なるダイヤモンドランキングを作った

「西淀川のまちづくり」提案に向けたグループワーク

西淀川区のまちづくりに関して、現状の取り組み、地域課題への理解を深めるために、西淀川区役所の「西淀川区将来ビジョン2025」の紹介がありました。また、、2回目の授業で出た学生の意見に基づいて、あおぞら財団が行っている活動について紹介しました。

西淀川区役所では「地域コミュニティの活性化」、「魅力と活力あふれるまちづくり」、「健康で安心・安全な地域づくり」、「DXの推進による市民QOL向上」、「未来を担う人材の育成」の5本の柱に基づいて、まちづくりが進んでいます。また、あおぞら財団では、「福盛り隊」、「みてアート」、「音楽祭」、「タンデム自転車」、「防災教育」、「日本語カフェ」、「探鳥会」など様々なまちづくりの取り組みを行っています。

西淀川の現状をリンクさせて提案を考える

グループワーク

これらの学びをふまえて、各自が都市基盤計画の何に関心を持っているのかを発表した後、A班「モビリティ・自転車」、B-1班「まちおこし」、B-2班「景観環境・緑」、C班「防災・その他」の4グループに分けられました。
その後、各班で、西淀川のまちづくりに対する提案のテーマについて内容を深めて、提案に向けて必要な調査について検討しました。

各班が調査計画を発表する

計画報告

A班:班名「ニシヨドイチ」
移動のしづらさや乗り物の利用実態に着目し、自転車利用者へのヒアリングを中心に実態調査を行い、西淀川区のモビリティに対する提案を行う。

B-1班:班名「やっぱ福やねん!」
「住み続けたい町」をテーマに、高架下利用などの魅力を探り、日常に根ざしたまちおこしの方向性を検討する。

B-2班:班名「みてじまん」
大野川緑陰道路など区内の「名所」や地域の特産品を探り、地域の魅力を発信する仕組みづくりを考える。市民参加型イベント(例:掃除大会)も視野に入れる。

C班:班名「くじらのまちめぐり隊」
公害を知る機会を広げるために、防災・工場見学ツアーを企画する。

 

今後、各グループは、それぞれのテーマについて、1月末の中間発表に向けて、調査や検討を深めていく予定です。さらに3月末に、西淀川区内でまちづくりに取り組む方々をお招きして、まちづくりの提案を行います。

今回の学びを踏まえ、学生たちがどのような視点で地域参加やまちづくりのあり方を描き出すのか、1月の中間発表が楽しみです。

(記・あおぞら財団アルバイト 王)


「都市基盤計画特論」授業スケジュール

1回目 11/25 「都市基盤論1回目」ワークショップ&語り部
2回目 12/2 フィールドワーク
3回目 12/9 ワークショップ&テーマ決め
4回目 12/16 グループに分かれて提案作成
12月~1月 グループごとに提案作成
1月末 授業発表
3月末 地域の人々を招いて発表会

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2025年12月12日3:55 PM
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