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エコミューズ館長日記No.32

関東地方は今日梅雨が明けたとのこと。大阪の梅雨明けは6月中だった記憶がある。それでもやっぱり梅雨明けは洪水と共に来るのか。何とも言えない、律儀と言えば律儀、調子が狂うと言えば調子が狂う・・・。変な気象かなぁ。これをちょっと575で言うてみたい。

梅雨明けは やはり豪雨と ともにあり

傘持たず 空の晴れ間が 気にかかる  (ちょっとしょうもない陳腐な歌になっちゃった・・・)

午後からエコミューズ定例会議。いろいろ議題はあったが、メインは出版社と結ぶ予定の出版協定案の検討。一冊の値段をいくらにするかが、重要となることを確認。第二に1ページの組み方が詰めすぎると、読む人が苦痛を感じるのではだめ。そうするとページ数が増える。そうするとハンディーではなくなる。そうすると最初の目標が実現しがたくなる。そうすると、どうすればいいのか。うーーん。苦しい判断が求められたなぁ。しかもページ数が増えると定価に影響する。適正な定価はいくらか・・・。悩ましい。ただ、出版協定書は出版業者さんとあおぞら財団とが協力して一冊の本を作成することを確認する面で、社会に対する多大な責任を確認しあうものであるから、どこに出しても恥ずかしくないものにしておきたい。いくらの定価で、なんぼの部数つくればいいのか。たくさん買ってほしい、安くつけたい、という気持ちは強いのだが、たくさんつくったら、たくさん売れ残ったというのでは洒落にはならない。安く作ったら、売れただけ損するということにもなりそうだ。あぁどうしよう。ちゃんとした資料集をちゃんとした本でちゃんと残すという気持ちに悩みはないけれど、現実は簡単ではない。今日は悩みの連絡になりました。

皆さん本が出来たら買ってね☆

定例会の後は、ミナコさんの資料紹介。「西淀川まちづくりプラン(解説)」と、それを地図上に落とした絵図。1991年第一次訴訟の第一審判決が下されるのとほとんど同時に作成された。いろいろ意見を交換するうち、このプランが西淀川区の範囲内でのプランであることに気づいた。そもそも西淀川公害とは、西淀川区内で完結していた公害問題ではなく、隣接する尼崎市や大阪市此花区などと一体となって展開していた問題である。そこを考えると、

この地域の再生プランを、もっと広く考えるべきではなかったか、という考えがむくむくと湧いてきた。ひょっとするとなにか大事なポイントを突いたかもしれない。それはまあ、もう少し楽しみを先にまわして、今日はここまでにしておきたい。

 

2025.7.18 小田康徳

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あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

【ご寄附のお願い】「西淀川公害がわかる資料集」のための寄附を募集しています。どうぞみなさまの寄附でこの活動を支えていただきますようお願いいたします。
■寄附の方法はこちら https://www.aozora.or.jp/ecomuse/contibution_doner

※資料集のウェブ版作成には、(独法)環境再生保全機構地球環境基金助成金を活用しています。

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