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ブログカテゴリー » エコミューズ館長日記

エコミューズ館長日記No.38

12月1日、いよいよ2025年最後の月を迎えた。本日は出版社さんに原稿をお渡しする日。私は家で原稿の並べ方を確認し、一部変更も行った。すべてを予定通り組み上げると、360ページ+索引のページ数となる。なかなか堂々たる書籍になる。この本を使って戦後の公害問題の実像の1つが明らかになるとして、全国でこの本を学ぶ人が増えてほしい。
思えば1970年前後には公害という言葉が幼稚園児から知られていた。今大学生でも言葉自体を知らないというのですよ。世の中は移り変わるといっても、これはどうしたことだろう。日本の歴史を日本人が忘れて、チコちゃんのように「ボーっと生きているんじゃないよ」と言いたいところである。
午後からは資料解説の中身を資料勉強会で報告した。もっといろんな人に聞いてもらい、意見の交流を広めていきたいものだと感じた。

エコミューズ資料勉強会

2025.12.1 小田康徳

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あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

【ご寄附のお願い】「西淀川公害がわかる資料集」のための寄附を募集しています。どうぞみなさまの寄附でこの活動を支えていただきますようお願いいたします。
■寄附の方法はこちら https://www.aozora.or.jp/ecomuse/contibution_doner

※資料集のウェブ版作成には、(独法)環境再生保全機構地球環境基金助成金を活用しています。

#おもろいわ西淀川
#にしよど
#魅力発信サポーター
#エコミューズ
#西淀川公害がわかる資料集

 

エコミューズ館長日記No.37

先々週の末の頃から天候不順で気温も下がって、どうにもおかしいと思っているうちに、いよいよおかしくなってきた。この数日、ようやく体調が元に戻りつつあるように感じるが、どうなるか。気をつけよう。

それで、作業はあまり進んでいなかったのだが、ふと資料集の序文の書き方が気になった。「本書は何々を明らかにするため、原資料を調査した。その結果、西淀川公害は〇〇といった特徴を持っていると明らかにできた云々」といった感じで、序文はつくるべきだと考えたのである。従来、書いていたのはそうではなくて、例えば、「西淀川区の工業化がこれこれの特徴を持っていることは、明瞭になってきた云々」と述べて、まるで解説をやったような文章になっていたようである。しかも、この文章を完璧なものにしようとすれば、序文のつぎに置かれる資料解説とだんだん似てくる。この重複が気になったのである。そこで、思い切って文章を一から作り直してみた。いまだ粗削りなところがあるが、まずは、この本を読んでみたいと思っていただける叙述になったような気がする。文章の量は、最初は3ページ分、そして変更を加えるたびに少し増加して、今回のでついに7ページに少し入るという状況になった。う~ん、どうしようかなあと思いながら、とりあえずはこれで確定しておき、後日また見直してみたいと思っている。

世の中はだんだん冷風が吹いて、一気に冬に向かっている感じがする。風邪をひかないで、これ以上、体調を悪くしないように気をつけて過ごしていきたい。この文章を読んでいる方々も気をつけてね。

みてアートいけなかったなあ(うんたら)

2025.11.10 小田康徳

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エコミューズ館長日記No.36

久しぶりの出勤。いやあ、今週は本当にいろんなことが起きたり、まだつづいていますね。

身近なところから言えば、18日は引き延ばされていた淀川花火大会の実施。電車のなかで浴衣を着た女性と男性、おじいちゃんと孫、いろんな人を見ました。環状線の天満駅では、和服を着ているんだが、着こなしが完璧な二人連れを見かけた。ひょっとしたら天満天神繁昌亭に出演した師匠と弟子かもね。それから、ドジャースの大谷が復活。すごかったですね。7回途中まで投げて10三振、打っては3ホームラン、大リーグ史上初めてなんだそうです。それから、公明党が自民党の政治資金問題を取り上げて、自民党との連立を解消した。と思ったら、野党三党(立憲民主党・国民民主・日本維新の会)による野党の政権奪取議論があれよあれよと言っているうちに、日本維新の吉村氏登場で、自民と日本維新の連立構想に取りかわられてしまった。政局になると、一日一日で情勢が百八十度転換するということを目の当たりにした。もう一つ、イスラエルがガザへの侵攻を中止し、中東和平への交渉がとりあえず成立した。だが、先行きには早くも不透明感が漂い始めている。トランプ大統領はノーベル平和賞をあきらめた方がいいのでは。しかし、この平和賞があったから停戦協定も結ぶことに成功したのかもしれない。

閑話休題。肝心の西淀川公害資料集の話を、もう余裕がないが、ちょっとだけ。
今日、あおぞら財団へ来たら、編集委員の松岡先生が資料集の全文(一部をのぞく)の校訂作業をやっていただいた結果を送っていただいているのを見た。松岡先生に、まずは御礼申し上げる。324頁にわたる大作の資料集が印刷されて、それに赤ペンで校訂のための手入れが行われているのを見て、たいへんありがたく、粘り強い努力に対して感謝いたします。すこし意見をすり合わせなければならないところもありますが、出版に向けて大きな前進だとよろこんでいます。

本日は、前半で長話が過ぎたようです。これにて失礼します。

あおぞらビル屋上から見えた花火

2025.10.20 小田康徳

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エコミューズ館長日記No.35

今朝は、目が覚めた時に外の空気を吸ったら少しひやっとした。長かった猛暑が終るのかもしれない。日本人はみんな環境論者になった気もする。しかし、今日は彼岸の入り。何年か前なら先祖のお墓参りと心を配る時期だったんだが、昨日も北陸方面で豪雨とか、気候の変動がいよいよ常態化するような気がする。

ところで本題。資料集というものは十分よく調査して、ある程度自信を持っていくものだが、しばらくすると重要な問題で見落とした資料が色々と出てくるものである。あおぞら財団の発行する『りべら』最新号に「西淀川再生プラン」の解説を依頼されたのであるが、これについては、よく知られた資料であってわけのないことと高を括っていた。ところが最近発行された清水万由子先生の『「公害地域再生」とは何か』において、それがNo.1~No.6まであることが紹介されていた。そのことは清水先生の本で初めて知ったことで、驚いてしまった。急いで全容を知らないとと考えたのであるが、原本が見当たらない。色々と未調査の塊を調べたところ、どうも傘木宏夫氏の資料の中にあった。これはそうした街づくりの課題に取り組むことを訴えた第一号の資料と、その後状況の変化に合わせて課題の重心をどこに置くかについての目標の変更であることに気が付いた。気が付いてみると、一安心。今までの資料集でよいのかもとも思い、しかし何か抜けているのかもという不安も心を悩ます。今後さらに調べなくっちゃと感じた次第。

これから気温も下がるので調査時かもしれないと、自らを元気づけているところである。

スタッフからのお土産です。

2025.09.19 小田康徳

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エコミューズ館長日記No.34

7月・8月はからだにこたえる暑さの日々がつづいた。今日は9月4日である。その過酷さは今もつづいている。この間、あおぞら財団に行ったのは、7月23日、8月7日、8月18日と本日の4回。暑さにバテて・・・・・・というわけではないが、日記が途絶えてしまった。書けることだけを書いておきたい。この間、主なテーマは、出版において出版社との協力関係をいかに構築するかの問題であった。なかなかむずかしい問題があり、簡単にはいかないことを思い知らされている。当方としては書籍を全国的に広めたいし、可能なかぎり安い値段でこれからの研究者の方々にわたるようにしたい。この思いが強まったことは事実である。それをどう実現するかがむずかしいのである。8月30日、清水万由子さん著『「公害地域再生」とは何か』(藤原書店)のお披露目会、兼あおぞら財団関係者の同窓会が開かれた。この会は1995年の裁判和解にともなって財団が創設されてから30年近くになるのを記念し、清水先生の出版をお祝いするという趣旨で開かれたものであった。和気藹々とした会合で、みなさん楽しく時間を過ごされた。この場でわれわれの資料集についておおいに宣伝し、購入を求めた。村松昭夫財団理事長は、清水先生の本とわれわれの資料集とは、今年の財団の二大事業となっている。財団も全力をあげて、その出版が実現するよう支援したいとのお言葉を賜った。ありがたいひとときであった。

9月4日は、第22回資料集編集委員会が開かれた。この会合では、資料集の校訂作業をふまえて、この資料集の価値が高いことを、お二人の編集委員も認めてくださった。ここまで書いてきて、若干、話が脇道にそれて、文章とユーモア論らしいテーマに陥っていったので、ここらで終わるとしておきたい。字数をかぞえたら、700文字くらいのとのこと。たくさん書き残していても、書けることは多くならないことを実感した。ではまた。

8/30発刊記念 お披露目会・同窓会の集合写真

 

2025.09.04 小田康徳

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