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ブログカテゴリー » エコミューズ館長日記

エコミューズ館長日記No.41

3月13日、移転の基本的作業が終わった新しいあおぞら財団の事務所を訪れた。場所はJR東海道本線(神戸線)大阪駅の隣駅・塚本駅、下車およそ5分で到着する場所にある。二階建ての建物の二階部分を、患者会さんと共用である。最初に、玄関がわたしの知っていた時代とは大きく変わって、広々とした感じのいいものになっているのが目に入った。階段を昇る横の壁に書架がしつらえられ、二階にあがったところでも書架が出迎えてくれる。中身は仮に配架された書類や書籍である。その隣は真ん中にテーブルがあり、その南側には資料庫として利用できるスペースが設けられている。旧建物の六階部分に配架していた資料棚がここに移されている。その奥は事務所となっている。なかなか配慮の行き届いた部屋の配置である。まだまだ細かいところは手入れをしなければならないだろうと思った。コウタくんと鎗山さんと雑談のように、このコーナーは市民や生徒さんたちのちょっとした勉強のために利用できる図書館機能をもったコーナーとしたい、このコーナーは資料を中心にしたもので、こういった塩梅で楽しい希望事項をたがいに述べ合った。そうこうしているうちに、看護師で患者会の取り組みに力を注いできてくれた生熊さんがあらわれて、2001年に出版された患者会の歴史を語る写真集を眺めはじめて、「これは森脇さん、これは浜田さん、これは足立さん」などと色んな人の名前をスラスラとおっしゃる。それを見て、館で預かっているたくさんの写真に写されている人物の氏名を確定する作業が必要だし、どこまでできるかは別として、調べてみる必要を感じた。新しい事務所がこれからも今までと同じように、患者さんや市民の方がたとのつながりを深めていくきっかけになることを願う。

 

2026.3.13 小田康徳

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あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

【お礼:目標達成】西淀川公害がわかる資料集 出版プロジェクト
2024年8月から呼びかけてまいりました「西淀川公害がわかる資料集 出版プロジェクト」への寄附募集ですが、おかげさまで、約315万円が集まり、目標としていた300万円を達成することができました。本当に多くの方々に支えていただき、スタッフ一同、心より感謝を申し上げます。いただいたご寄附は大切に使わせていただきます。
本プロジェクトはこれからも資料集の出版、普及など続いてまいりますので、どうぞ今後も引き続きご支援ご協力をいただけますと幸いです。

■寄附プロジェクトはこちら https://www.aozora.or.jp/ecomuse/contibution_doner

※資料集のウェブ版作成には、(独法)環境再生保全機構地球環境基金助成金を活用しています。

#おもろいわ西淀川
#にしよど
#魅力発信サポーター
#エコミューズ
#西淀川公害がわかる資料集

エコミューズ館長日記No.40

2日間の動きをまとめて報告しましょう。

2月9日月曜日は、資料集編集委員会が開かれました。大阪公立大学の佐賀先生、岡山大学の松岡先生はオンラインでの参加。財団職員の鎗山さんから編集の進捗状況の報告がなされました。原稿もほぼ確定し(残るのは索引と奥付のみ)、基本的には順調に進行していることが紹介され、また、寄附金の募集も目標としていた金額を15万円以上も上回って達成いたしました。

ただ、思ってもみなかった問題が出版を担当していただいている阿吽社さんから提起されており、それは、資料の中に児童の作文、学校の先生の署名入りの研究報告など、どこから見ても著作権の所有権があることが明らかな資料が含まれていることに対する対応です。

編集委員会ではこの問題についての基本的な考え方が議論され、やはり、著作権者の了解を得ること、その権利を認めるために手を尽くさなければならないことが語り合われました。文化庁の裁定制度というものがあることも紹介され、それを利用した方がいいのではないかという意見が出されました。

さらに、次回は4月以降に本の出版と合わせて最後の委員会を開催し、みなさん、リアルに参加して出来上がった本を前にともに喜びたいものだと確認しました。また、わたくしの方から両先生に本を広めていただくように依頼し、快く受け入れられました。

会議終了後はさきほど述べた著作権者が不明の方に対する対応方法について、凡例に文章を掲載し、また、奥付けの部分にも同じく文章を掲載することを考えて、その原案を作りました。

翌日は、それを出版社である阿吽社さんの方と一緒に検討することを確認してこの日は終わりました。

以上が2月9日の出来事です。いっぱいありました。
ここまでで二日分の仕事をした気がしております。

2月10日。今日は阿吽社職員の松本さんとオンラインで話し合いを重ねて、昨日の検討に基づいて、凡例の文章を検討し、完成させました。それから、著作権所持の方に対する呼びかけを検討いたしました。

それで、こんど作られる本の中にはたくさんの人物が登場します。この人物について対応の仕方は少し考えておかなければならない、とういことになりました。どのような人物が登場するかといえば、一つは、今まで、語ってきた著作権を持っているがその方の所在がわからなくなっている方。二番目は住所、電話番号などプライバシーが不必要に表記されている人物。三番目は特定の人物に対する意図的な印象付けをするような文章の対象となっている人物。四番目は運動の担い手として、名前が登場する方。五番目は行政の担当者としての名前が登場する方などです。

これらの人々をどう扱うべき方ということについては、おそらく、従来あまり検討されたことのない課題に直面したものと考えざるを得ませんでした。結果として、文化庁の裁定制度を利用することを決定しましたので、その都合上、出版は3月末はちょっと困難であり、5月ごろかな、と、そのころになる可能性が大きいという意向に到達しました。

3月末発行を楽しみにしていた方には、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。

2026.2.10 小田康徳

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あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

【お礼:目標達成】西淀川公害がわかる資料集 出版プロジェクト
2024年8月から呼びかけてまいりました「西淀川公害がわかる資料集 出版プロジェクト」への寄附募集ですが、おかげさまで、約315万円が集まり、目標としていた300万円を達成することができました。本当に多くの方々に支えていただき、スタッフ一同、心より感謝を申し上げます。いただいたご寄附は大切に使わせていただきます。
本プロジェクトはこれからも資料集の出版、普及など続いてまいりますので、どうぞ今後も引き続きご支援ご協力をいただけますと幸いです。

■寄附プロジェクトはこちら https://www.aozora.or.jp/ecomuse/contibution_doner

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エコミューズ館長日記No.39

あっという間に正月も終わりに近づいた。あおぞら財団職員の鎗山さん、アルバイトのミナコさん、コウタくんがここまで熱心に校正その他に取り組んでいただいた。それから、岡山大学の松岡弘之先生には、資料本文の問題点を逐一チェックしていただいた。おかげで初校ができあがって、見た時、手入れがたいへんしやすいものに仕上がっていた。わたしといえば、年頭のころに体調をくずして、予定された日に財団に来ることもできず、その間、電話でやりとりをするにとどまるという状況で、皆さんの足を引っ張ることも多々ありました。本日は昨年12月15日の作業以来、はじめてあおぞら財団を訪れました。いろんな課題が山積していたのをひとつひとつ、方向性を確認して解決していきました。ちょっと例をあげると、個人情報に属するような氏名・住所・電話番号などの掲載をどうするか。わたしとしては、公害闘争を自分の生命を賭けてたたかった人が、資料の中から勝手に名前を消されるというのは、本人にとって自分の名誉を削除されるようなものであって許せない、という気持ちを持っている。しかし、個々にみていけばこれは掲載する必要があるのかなあという記載も、やはりわずかではあるが存在することが判明する。それらをひとつひとつ取り出して、掲載不可のガイドラインを定めていく必要がある。それを編集に携わった皆さんで話し合った。おかげでだいたいの方針を定めることができた。

つづいて財団の方から、今回の書物発行のための寄付金募集が、目標の300万円を15万以上も上回って集まった、という報告がなされました。120人以上の人が、寄付していただきました。これで出版できるということで一安心するとともに、われわれの出版活動に心から期待を寄せてくれているのだと感じて、気持ちもさらに截然となりました。活字の組み方については、担当の出版社の方がたいへん熱心に取り組んでいただき、読みやすいかたちとなって示されています。これなら安心して世の中に出していける、という確信を得ました。このあと、さまざまな課題を解決しつつ、組版を完成させるために、努力しようと決心しています。

つぎに、資料勉強会を開きました。本日は大阪市当局が1979年~1982年の間に出した、環境保健局、建築局、そして総合計画局の部長・局長の談話を掲載するチラシを勉強しました。市民がほとんど大多数、反対している前に立って、「工業専用地域に公害の心配はありません」と論陣を張った内容です。大阪市が市民の声をどのように考えていたか推測することができる、貴重な歴史資料になるのでないかと思いました。

2026.1.26 小田康徳

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エコミューズ館長日記No.38

12月1日、いよいよ2025年最後の月を迎えた。本日は出版社さんに原稿をお渡しする日。私は家で原稿の並べ方を確認し、一部変更も行った。すべてを予定通り組み上げると、360ページ+索引のページ数となる。なかなか堂々たる書籍になる。この本を使って戦後の公害問題の実像の1つが明らかになるとして、全国でこの本を学ぶ人が増えてほしい。
思えば1970年前後には公害という言葉が幼稚園児から知られていた。今大学生でも言葉自体を知らないというのですよ。世の中は移り変わるといっても、これはどうしたことだろう。日本の歴史を日本人が忘れて、チコちゃんのように「ボーっと生きているんじゃないよ」と言いたいところである。
午後からは資料解説の中身を資料勉強会で報告した。もっといろんな人に聞いてもらい、意見の交流を広めていきたいものだと感じた。

エコミューズ資料勉強会

2025.12.1 小田康徳

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【ご寄附のお願い】「西淀川公害がわかる資料集」のための寄附を募集しています。どうぞみなさまの寄附でこの活動を支えていただきますようお願いいたします。
■寄附の方法はこちら https://www.aozora.or.jp/ecomuse/contibution_doner

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エコミューズ館長日記No.37

先々週の末の頃から天候不順で気温も下がって、どうにもおかしいと思っているうちに、いよいよおかしくなってきた。この数日、ようやく体調が元に戻りつつあるように感じるが、どうなるか。気をつけよう。

それで、作業はあまり進んでいなかったのだが、ふと資料集の序文の書き方が気になった。「本書は何々を明らかにするため、原資料を調査した。その結果、西淀川公害は〇〇といった特徴を持っていると明らかにできた云々」といった感じで、序文はつくるべきだと考えたのである。従来、書いていたのはそうではなくて、例えば、「西淀川区の工業化がこれこれの特徴を持っていることは、明瞭になってきた云々」と述べて、まるで解説をやったような文章になっていたようである。しかも、この文章を完璧なものにしようとすれば、序文のつぎに置かれる資料解説とだんだん似てくる。この重複が気になったのである。そこで、思い切って文章を一から作り直してみた。いまだ粗削りなところがあるが、まずは、この本を読んでみたいと思っていただける叙述になったような気がする。文章の量は、最初は3ページ分、そして変更を加えるたびに少し増加して、今回のでついに7ページに少し入るという状況になった。う~ん、どうしようかなあと思いながら、とりあえずはこれで確定しておき、後日また見直してみたいと思っている。

世の中はだんだん冷風が吹いて、一気に冬に向かっている感じがする。風邪をひかないで、これ以上、体調を悪くしないように気をつけて過ごしていきたい。この文章を読んでいる方々も気をつけてね。

みてアートいけなかったなあ(うんたら)

2025.11.10 小田康徳

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