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ブログカテゴリー » 西淀川公害がわかる資料集をつくろう

エコミューズ館長日記No.22

昔から三寒四温というけれど、最近の天候はどうなっているんでしょうねぇ…。満開の桜の枝に真っ白い雪が重なり合っている映像をテレビで見て、肝を冷やしてしまいました。そういえばソメイヨシノはあと20年とか30年とかで花を咲かさない地域が広がっていくとか聞きました。なぜこんな異常な天候が続くようになったのでしょうか。今編集している西淀川公害資料集の資料が、少しでも役立てればいいなぁと思いが強まる一方です。

今日は家で作業をしてきた資料本文の通し原稿のデータを一部プリントアウトしてもらいました。組版通りに印刷されたプリントを眺めていると、いよいよ本になるんだなぁと感慨深くなりました。全体の採用資料点数が140点、ページ数が中扉含めて293ページ。これに各章ごとに解説文を入れると、約300ページとなることが判明しました。さらに表紙・挨拶序文・目次・索引・略年表・用語解説などを入れて320ページに、どうすれば抑えることが出来るのか。ミナコさんなどと一緒に頭を悩ませましたが、出てきたのはため息ばかりでした。まあどうにかしないとなぁ、というところで今日の話は打ち切りました。

ところで、第1章から第6章まで通しで資料の翻刻文をデータ化すると、本全体を対象とした検索が可能になります。試みに、財団の前理事長の名前を入れてみたら、30件近くの文章がヒットします。どんな場面で名前が登場するか文章を読んでみると、その方の活躍ぶりが彷彿としてまいります。これは面白い記録だというのを改めて感じました。今度の西淀川公害の基礎資料集は、原本から翻刻したもので、書かれたときの状況を直接に反映しています。後世の潤飾がなくて問題に直面していた当時のありのままの考えや行動が、まざまざと眼前に浮かんできます。こんな面白い読み物はない!というのが率直な感想です。出版までにはまだいくつかの山を乗り越えなければなりませんが、完成をお楽しみにしていてください!

今日はあおぞら財団に映画監督もされている、岸本景子さんが岡山県名産のきびだんごをお土産に買って持ってきてくれました。思わず二口食べました。おいしかったですよ!

2025.4.2小田康徳

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あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

【ご寄附のお願い】「西淀川公害がわかる資料集」のための寄附を募集しています。どうぞみなさまの寄附でこの活動を支えていただきますようお願いいたします。
■寄附の方法はこちら https://www.aozora.or.jp/ecomuse/contibution_doner

※資料集のウェブ版作成には、(独法)環境再生保全機構地球環境基金助成金を活用しています。

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エコミューズ館長日記No.21

 今日はひたすら機械(コンピュータ)を操作した一日となった。先週の金曜日から続いていた課題であったが、原告三名の臨床尋問の実現に関わる史料で若干の混乱があり、書類の時系列に合わせた並べ方を発見するのに随分と時間を費やすことになった。しかしこの問題は先週の金曜日に解決していた。
 全体が活字に組んだ時に何ページになるかを確定するため完成を急いだのであるが、急いでいる時こそポカがあるものだと思い知らされた。せっかく並べ方を整えた文章のデータを収容したUSBメモリを、あおぞら財団に忘れて意気揚々と帰って、家でちょっと確認しようとしたところ、そのUSBがカバンの中にないことがわかった。いろいろと考えて、きっと忘れて帰ったんだと想像はついたが、見たいものが見れないというのは、イラつくものである。
 土日はほかにも関西フィルハーモニーと川西市民合唱団の合同演奏で立派なホールでのコンサートを聴きに行くことが出来た。私のようなシニアが中心の市民合唱団であったが、プロの演奏集団に負けずに一時間半に及ぶ第九交響曲を演奏しきっていたのには感動した。大した文化力だとおもった。今度の西淀川公害資料集も、そういった全体としての知的・文化的水準を前提に考えると、大いに受け入れられる可能性をもっているのではないかと改めて感じた次第。で、今日は改めてUSBメモリを点検し、先週の金曜日に見られなかった作業の進展ぶりを確認して最後の追い込みに対応するための作業に取り掛かった。第5章はほぼ完成し、第6章もほぼ見込みが立っている。
 昼食を食べにいったときに、緑陰道路を歩いた時、足元に紫色の可愛らしい花がたくさん咲いているのを見た。桜の花はどうか、これはまだつぼみだがなんとなく開く日も近いことをうかがわせてくれた。気温から考えると、もう咲いてもいいのだがなぁ。来週は満開の桜を見ることが出来るかもしれない。

2025.3.24小田康徳

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あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

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エコミューズ館長日記No.20

今日は桜の開花日が近いと言いながら、本当に寒い1日でした。この館長日記もなんと20回を数えることとなったんですねぇ。

はじめに前回(No.19)の続きをちょっとだけ。語るべきことが3つあると述べていたが、1だけ述べて、2・3を打切ってしまいました。今後の予定としては、2については、第5章の中で資料として具体的に入れます。3については、現在ウェブ版の構成について業者さんと打ち合わせ中なので、それが形を成した時点で改めてご報告します。以上、述べておきます。

今日はエコミューズの定例会議が開かれ、わたくしが最近に至って、まず基本的には掲載すべき資料のほとんどを選び終えたこと、そのうち翻刻がまだ済んでいないのが多少残っているが、これも時間の問題である。よって資料集の中心部分である資料本文の翻刻はほぼ完成が見通せるようになり、誠に感無量であると述べました。

続いて、書籍として出版するために出版社を選ぶべきこと、支援者を増やして寄付金を募ることについて話し合いました。こちらについては慣れないことなので、いろんな意見が出ましたが、いずれ出版社さんを決めて交渉に臨むことにしたい、ということでまとめました。

その後は資料の勉強会をやりました。ミナコさんが第一次訴訟の判決文をもとに、大気汚染のパターンが北西型・南西型の2つあること、裁判での論点である関連共同性がどのような条件のもとに認められたかを説明してくれました。話の途中で参加者から、今も福の方が合鉄が不当なことをしたことを忘れないと述べていたことを報告してくれました。それを聞いて、西淀川公害は本当に真剣勝負だったことを強く感じました。

それから、風向きの表現で南西とすべきところが、南東と表現されていることについて、書き間違えではないかとのするどい突っ込みもありました。上空写真から照合して、確かに南西の風でなければ福の人が合鉄の排気ガスなどから被害を受けることがないことを確認しました。(私のミスでしたByミナコ)

今日は以上で報告を終わらせていただきます。

 

2025.3.17小田康徳

 

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エコミューズ館長日記No.19

今日は、3つの話をしておきたい。1つは、もくじを整理したこと。2番目は、今後の課題として3・18集会についての関連資料が見つかったこと。3つ目は、ウェブ版の見本を点検させてもらったことである。

まず1から。もくじ案が資料調査のガイドラインとして今まで大いに役立ってきた。章ごとの趣旨、章の中の分類など、調査の進展とともにしばしば移動することがあった。その移動の発生が、資料調査が進み、資料の語るものがより具体的な性格を見せるようになったときに、“この資料群はここではなくて、別の個所に配置した方が適切である”という認識の形成である。実例を一つ。例えば西淀川公害追放委員会の扱い。これは明確な位置づけが出来ていないものであるが、それができた1970年の頃には緑地化推進委員会・西淀川から公害をなくす市民の会・大阪から公害をなくす会などの組織が作られており、それぞれ独自の主張をしながら、共存していた。それらをどのように位置づけるか資料を読むたびに頭を悩ませてきた。とりあえずは第3章1と2に配列することにしたのであるが、このように収まるためには二転三転したことを思い出す。さらにもくじを整理した結果、最終選択に残した資料が244点。そのうち、最終掲載候補が140点余という数字も見えてきた。ページ数は未確定であるが、300ページ前後になることもわかってきた。資料本文だけで300ページというのは、ハンディな資料集という編集の趣旨からいって、ちょっと大きすぎる感が免れない。全体を眺めて更に何点かの割愛をしなければならないことを思う。

このあと2点については、文字数もないので次回を待ちたい。


↑館長日記を作成中の小田館長(手前)とミナコさん(奥)

2025.3.6小田康徳

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エコミューズ館長日記No.18

長い寒波がようやくおさまり始めるが、作業する部屋はやっぱり寒波が襲来のままだ。ストーブを付け、エアコンを付け、夕方になってやっと暖かくなってきた。

第5章の編集を考えなおした。裁判の開始を迎えた大勢の原告たちに焦点をあてて、その動きがわかる資料を中心に置くことにした。幸い今までに調査していた資料がすべて利用できる。ただ、「証拠保全事件」に関する資料については大いに悩まされた。原因は原資料の所在を確認するのに手間取ったからである。原資料を見れば事情はすぐにわかった。原告側のうち3人の症状の重いことを強調し、生きているうちに尋問を終わらせたいというので、裁判所に強く語りかけたもの。被告側から厳しい反駁の文章も綴られている。大変な努力を原告側はしたのだと改めて思った。

続いてウェブ版について、見本組が業者さんから提出されたので検討した。ミナコさんが画面に映して、2人でああだこうだとその形状について議論を重ねて対応を考えた。個別資料の表題をどうするか、資料の名称だけでは中身が十分に伝わらないことも明らかになった。中身が明瞭でない資料名だけだと、内容がわかりにくい。これをよく考えるべきかと思った。次にウェブ版を作った事情・その特質等を十数行で説明する文章を作った。元は40行ほどあったものであろう(ほんまかいな)。ウェブ版は検索がきくので、実に重宝であることも発見する。形が整うのが楽しみだ。

清水万由子先生(龍谷大学政策学部教授)から『「公害地域再生」とは何か―大阪・西淀川「あおぞら財団」の軌跡と未来』(藤原書店)を財団理事長の手紙をつけて頂いた。A5版290ページ、初めての単著である。あおぞら財団を素材にした研究。ちょうど今編集している西淀川公害資料集の対象とする財団成立期以降を論じたもの。2冊合わせて財団のすべてがわかるとおもった。今日はうちに帰ったら目を通すつもりだ。

ようやく部屋が暖まってきたころにここを出ることができるようになった。

2025.2.25 小田康徳

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【藤原書店のサイト】清水万由子 著 「公害地域再生」とは何か―大阪・西淀川「あおぞら財団」の軌跡と未来
https://www.fujiwara-shoten-store.jp/SHOP/9784865784503.html

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