第99回定例探鳥会-ホウロクシギ観察-
雨上がりの秋晴れの良いお天気の中、探鳥会が行われました。(10/3土)今回は12人の参加者が集まりました。
午前9時30分 阪神なんば線福駅に集合し、緑陰道路を通って矢倉海岸を目指します。
今の時期は空を見上げると、北の国から南の国を目指して飛んでいる渡り鳥が見られるとのことでした。
今月の一枚 「ホウロクシギ」
場所:神崎川河口の干潟
野鳥の会の望遠鏡にカメラをつけて撮影しました。
首を傾げる姿が愛らしい。ポーズをとってくれたのでしょうか。
長いくちばしを持つホウロクシギはスナガニ科のカニを好んで食べるそうです。
この干潟にも棲息が確認されている、ハクセンシオマネキはスナガニ科です。
ハクセンシオマネキは環境省レッドリストに掲載されている絶滅危惧類。
渡ってくる鳥たちのためにも、ハクセンシオマネキが棲める干潟を残していきたいものです。
日本では、旅鳥として春と秋の渡りの途中で渡来しますが、中には越冬をするホウロクシギもいるそうです。大阪で見られるのは珍しいとのことでした。
ちなみに上のホウロクシギを肉眼で見ると…
この風景。
肉眼ではどこにいるか分かりませんが、望遠鏡を通してみると鳥たちの様子が目の前に見えます。
今月見られた鳥 29種
カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミサゴ、トビ、チョウゲンボウ、コチドリ、シロチドリ、トウネン、イソシギ、ホウロクシギ、セグロカモメ、ウミネコ、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、シジュウカラ(声)、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
記:小平