「たんぽぽ博士」誕生!
「もう大丈夫。セイヨウタンポポとカンサイタンポポを見分けることができるよ」——日本に昔からあるタンポポを探す「タンポポ調べ」が4月26日、大野川緑陰道路で実施しました。この日の調査には、学童保育所やガールスカウトの子ども達50人が参加。半日かけて緑道の約半分を歩いて、3カ所・7株のカンサイタンポポを発見しました。
カンサイタンポポ(在来種)は、日本に昔からあるタンポポで、里山など農村的環境で生育し、虫や蝶がいないと子孫を増やすことができません。一方、セイヨウタンポポは荒れた土地やコンクリートの隙間でも根を張り自家受粉で広がります。
見分け方ですが、タンポポの花の裏をみてください。
総苞外片(花びらのまわりをとりまくガクのような部分)がそりかえっているのが、セイヨウタンポポで、まっすぐ上をむいているのが、カンサイタンポポです。
ちがいがわかりますか。
セイヨウタンポポ(総苞外片がそりかえっている)
カンサイタンポポ(総苞外片が上をむいている)
あおぞら財団では、このタンポポの違いを使って、まちの「自然度をはかろう」と長年子ども達といっしょに調査を続けています。あなたもぜひ「タンポポ博士」になって、近くの公園や緑陰道路を調べてみませんか?
お問い合わせは、あおぞら財団まで。