あおぞら財団 Libella総目録(1996年4月~1998年3月)
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Libella総目録(1996年4月~1998年3月)

●機関紙Libellaのあゆみ
Libellaの創刊は1996年4月。A4版4ページでのスタートでした。
当時は財団設立準備会の真っ最中。6月に設立発起人会を控え、公害被害者運動から生まれた新しい大事業・公害地域の再生を、多くの人たちに知らせようと1500人あまりの人々に無料で配付しました。
創刊2年目にあたる1997年4月からは、賛助会員向け交流紙として紙面の充実をはかりました。
1997年度までのLibellaには次のようなコーナーがありました。

<論壇>
その時々の焦点となっている環境・公害問題を、第一線で活躍する論者に解説してもらうコーナーです。
それぞれの分野で第1人者として活躍されている方々による、鋭く、分かりやすい論文にご期待ください。

<私の研究>
まちの歴史や自然に関ってこつこつと研究を進めている市井の研究者が登場。研究の一端を紹介します。

<街のたからもの>
街の中にある「たからもの」、人・自然・歴史・・・その街のあらゆる魅力あるものに注目。
人々が生き続けてきた歴史、そして人々が抱く未来への希望も織り込んで紹介していきます。

<漢雲のでんわ帖>
漢雲は理事長の筆号です。エッセイに自筆の書や絵を添えて連載中。
親しみやすい人柄をにじませて好評です。

<各地の公害現場から>
公害や環境破壊と向き合い、その解決のために活動している現場からのレポートを掲載。
運動の視点や到達点を交流していきます。

<資料室通信>
「公害地域の再生はその地域を知ることから始まる」ことから設立された西淀川地域資料室の活動や、
資料室をつかった展示企画などを紹介します。

<えだまめ通信>
1997年5月から、大阪府立羽曳野病院でスタートした園芸療法パイロット事業の担当者が、その活動を参加者の「肉声」とともに伝えます。

<職員のレポート>
未経験の大事業~公害地域の再生に取り組む職員のレポートを紹介します。

●Libella項目毎の目録(1996年4月~1998年3月)
Libellaの発刊は1996年4月、以来月間で発行。1997年4月からは、賛助会員向け機関誌として発行しています。この間の執筆者を、タイトルとともに紹介します。(敬称略)

<1996年4月~1997年3月>

*一筆直言
一方井誠治「力を合わせて新たな地球文明を」(4月号)
塩崎賢明「公害地域の再生と道路問題」(6月号)
大澤 進「大気環境問題と市民参加」(7月号)
小林 光「環境破壊から再生する地域そして地球(8月号)
小山仁示「西淀川に博物館・資料館を」(9月号)
歌川 学「産業・生活様式の根本的転換を迫る地球温暖化/来年12月の条約会議京都開催を前に」(10月号)
神吉紀世子「公害地域再生マスタープランづくりへ」(12月号)
早川光俊「COP3と日本の市民の役割」(1月号)
柴田昌美「公園についての2つの言葉」(2月号)
シュペネマン真「世界に発信できるものは何か」(3月号)

<1997年4月~1998年3月>

*論壇
宮本憲一「地域再生は世紀の課題」(4月号)
芹沢芳郎「大阪の公害をなくす住民運動の歴史から公害地域再生を考える」(5月号)
三宅宏司「産業遺産の活用とまちづくり」(6月号)
高田 昇「みんなでつくる「西淀川地域再生マスタープラン」(7月号)
三村浩史「工業専用地域への反対運動と公害地域再生への始動」(8月号)
圓藤吟史「0-157とわが国の衛生事情(9月号)
宮田秀明「ダイオキシン類問題の現状と大阪における動向」(10月号)
西川栄一「大阪湾ベイエリアの環境と開発」(11月号)
永井 進「公害都市・川崎の再生に向けて」(’98年2月号)
斉藤 章「NGOと地球環境市民大学校」(’98年3月号)

*各地の公害現場から
傘木宏夫「震災を経て公害の街へ/深刻な海上都市の大気汚染」(4月号)
松 光子「韓国・麗川工業団地における環境汚染問題/現地視察と日韓共同シンポジウムに参加して」(5月号)
高野秀男「差別・偏見をのりこえ、人のいたみがわかる人づくりへ」(6月号)
山本義幸「大塩・的形地区リゾート計画の破綻と展望」(7月号)
片岡法子「イタイイタイ病の現場は今/第26回神岡鉱山立入調査に参加して」(8月号)
中山裕二「いまみなまたで」(9月号)
藤永延代「大阪ゴミ事情」(10月号)
松 光子「尼崎再生へ一日も早い公害裁判の和解を」(11月号)
加藤満生「川崎公害・地域再生へのあゆみ」(’98年2月号)
長井美知夫「自然、ボランティア、生涯学習」(’98年3月号)

*私の研究
柴田園子「産業公害地域における地域再生手法の研究/大阪市西淀川区における原風景復元の考察」(4月号)
北元敏夫、西山圭三「アキニレ調査から大阪市西淀川区内の水辺の貴重な環境を追究する」(5月号)
福田憲一「水島の環境問題・まちづくりに関って」(6月号)
西山圭三「矢倉海岸の自然と野鳥」(7月号)
八木 剛「生きもの・場・子どもたち/大和田小学校における昆虫の貴重性」(8月号)
傘木宏夫「統計からみる工業都市の健康」(9月号)
恩地 実「野ネズミ」(10月号)
後藤久宜「尼崎の水辺環境とまちづくりの課題」(11月号)
近藤 博「川崎の空はいつも“赤信号”」(’98年2月号)
川北秀人「より良い経営を目指す環境NGO」(’98年3月号)

*職員のレポート
達脇明子「『西淀川の震災展』に取り組んで」(4月号)
三宅雅美「公害患者達の原風景を訪ねて」(5月号)
鎗山善理子「ドイツ・ルール工業地帯の地域再生プロジェクト/IBAエムシャーパークを視察して」(6月号)
片岡法子「『公害経験を伝える』ということ」(7月号)
上田敏幸「がんばってます。エコクラブ」(8月号)
大野みさ子「自らの手で健康回復を/西淀川公害患者会の転地療養」(9月号)
鎗山善理子「大阪西淀川区における自転車利用環境/その1.自転車道の現状」(11月号)
三宅雅美「見てきました墨田区・小さな博物館」(’97年12月・’98年1月合併号)
平山ユミ子「園芸療法の現場から」(’98年2月号)
達脇明子「『地球環境市民大学校・NGO活動講座』を開講して」(’98年3月号)

*その他
北元 敏夫「タンポポが西淀川区内の環境を警告する」(5月号)
1997年度「あおぞら財団市民研究員助成内容」
地球温暖化防止京都会議特集(’97年12月・’98年1月合併号)
①森脇君雄「COP3関連ワークショップでの発言」
②インタビュー「気候フォーラム・早川光俊事務局次長に聞く」
タイの環境NGOとの公害経験交流(’97年12月・’98年1月合併号)
①傘木宏夫「日本の公害対策の現場を訪ねて」
②「バンコクにおける大気汚染の現状と課題」
西淀川フィールドミュージアムシンポジウム抄録「歴史に学び新しいまちづくりを」(’97年12月・’98年1月合併号)

*街のたからもの
ウナギとシジミ 魚介が湧く「交差点」
緑の担い手たち 街の「えべっさん」
北向き地蔵 自治を映す鏡
大和田街道 花をつけない金木犀
矢倉海岸 大阪湾の緑の島
二つの井戸 命を育む大気と水
佃・正行寺 「都会の田舎」の鐘楼
大野川緑陰道路 東西に貫く緑の街道
勤労青少年ホーム 世代広げる仲間づくりの拠点
野里商店街 人と活気を運んできた鉄道
大和田 「街の便利屋でありたい」
西淀まちと自然の会 身近な自然の守り手
竹島の市民農園 つくってとって食べる喜び
姫里 新しい街のエネルギー
合同製鉄・高炉 保存めぐって交錯する思い
西淀川公害医療センター 公害とたたかう医療の砦
公害患者と家族の会

●1998年4月からは、新しい紙面づくりを行っています。
詳細は、今号のLibella、各年度のバックナンバーの目次をご覧ください。なお、Libellaは一部400円で販売しております。
また、賛助会員の方には、隔月にお届けしています。
申し込み方法などについては、あおぞら財団までお問い合せ下さい。
E-mail:webmaster@aozora.or.jp