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3/17(木)楽らく呼吸会(千北診療所) 薬局でお薬について話を聞きました

2016年3月17日(木)、楽らく呼吸会を開催しました。今回は薬剤師の朝倉さんを講師に迎え、千北診療所から歩いてすぐの所にあるすずらん薬局さんに移動して、薬について勉強しました。参加者は9人(内、患者さん6名(家族の方を含む)、薬剤師1名、スタッフ2名)でした。

初めての薬局での呼吸会。お馴染みの参加者のみなさんも、新鮮な雰囲気で、普段よりたくさんの質問が飛び出し、活発な会となりました!

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朝倉さんからは、薬にまつわるいろいろなお話を聞きました。

・冷感湿布について:炎症を抑える力は弱いが、ぜん息の患者さんにとっては発作が起きにくく、良いお薬。湿布薬については、ぜん息の発作を強めてしまうものもあるため、医師に相談するようにしましょう。

・4月からの医療費改定に伴い、おくすり手帳を薬局に持っていかないと支払い金額が増える場合もあるため、注意が必要。(薬局で確認してみましょう。)

・吸入薬には、ジェネリック製品はない。

参加者の中には、公害の認定患者と未認定患者の方がおられ、お薬代の負担額が異なるという話もあり、問題をあらためて共有しました。西淀川区の公害が大変だった時代を生き抜いてこられた先輩方から、「真っ黒になるから洗濯物は外に干されへん」「(トラック等の)騒音がひどかった」など当時の状況をいろいろ聞かせていただきました。

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「こんなにたくさん薬を飲んでるねんけど、公害の薬はどれ?」

自分のおくすり手帳を持参された方は、薬剤師さんとじっくり話ができる機会として、手帳を一緒に見ながらたくさんお話されていました。いろいろちょっとした疑問が解決したようで、ほっと安心した表情になっておられたのが印象的でした。

参加者の皆さん同士で、「吸入薬は常に持ち歩くようにしてる」「朝昼夜に薬を分けてもらってる」「粉薬はむせるから、飲む時は他のことを考えへん方がいいで!」など、いろいろ自分の体験をシェアして、薬に関して不安なこともお互いに話をすることができ、いい時間を過ごせたと思います。

開催後のアンケートでは、6人中2人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。また、6人2人が呼吸リハビリなどの運動を【毎日している】、1人が【2・3日に一度ぐらい】と答えています。

少しでも興味があればぜひ、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…4月8日(金) 14:00~15:30(自己管理について)
・千北診療所……5月19日(木) 14:00~15:30(みんなで歩く)
・姫島診療所……5月20日(金) 14:30~16:00(みんなで歩く)

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進事業(NPO法人等との協働事業)」の一環として実施しています。

吉田

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