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1/25中国環境NGO研修受入 1日目(後半) 

1日目の午後は、西淀川公害とあおぞら財団の活動紹介(解説:あおぞら財団職員林)をおこない、その後、公害患者の方のお話がありました。

今回は公害患者さんの山下明さんの奥様、山下晴美さんが来てお話をしました。(山下明さんは仕事のため、参加できません。)

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山下明さんは1961年に就職の為、九州から大阪に来られました。西淀川に来たときは空が灰色だったことに驚いたそうです。西淀から阿倍野に移り、また西淀に帰ってきた時は、常時風邪をひいたような状態で、医者にかかっていたそうです、医者に公害によるぜん息ではないかと公害認定を受けることを勧められ、認定を受けました。

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山下晴美さんのお話の後、皆さんから質問が相次ぎました。
Q:公害が最初に発生したとき、抗議や異議はありませんでしたか?
A:一生懸命に被告企業の前で座り込みを行ったり、チラシを配ったり、ありとあらゆる手を使いました。

中国では今、環境問題が重視され、国策のトップにもなっていて、政府から国民まで環境問題への意識が高まっているとのことでした。政府上層部でも法律面・政策面でも環境問題に力を入れる傾向にあるそうです。
山下さんは、「中国のメンバーは被害の話を聞いてくれるのがうれしい」と述べ、中国では、煙だらけでライトをつけて車が走ることがあると知り驚驚きました。企業や工場を止めたら青空になります。今、子どもが一人の家庭が多いと思うか、子どもさんのために空気の悪いところで暮らしたくない、空気をきれいにしたい。母親として山下さんはずっとこの気持ちをもって、西淀川での運動を続けてきました。

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続いては、公害被害者総行動デーで40年間代表委員をつとめ、西淀川の公害裁判の原告団団長、西淀川公害患者と家族の会の初代理事長でもある森脇君雄さん、患者会の現事務局長・上田敏幸さんからのお話がありました。

中国の方からの疑問や知りたいことに対して、お二人がお話をされるという形ではじまりました。
Q:どんな力で20年の間支えてくらましたか?
A(森脇):信念です。三人の子どもとの出会いが大きい。子どもが病気に苦しんでいる姿を見て、命をかけて助けようと思った。これは原点でした。

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Q:訴訟当時で調査したデータが残っていましたか?
A:当時pm値、so2,no2,spmなどを図ってきました。1970年頃以前、地方自治体自分で調査したが、データが紛失した可能性がありました。その後、新しい法律出てきて、新しいデータが全部保存しています。
Q:環境汚染と病気の因果関係はどうやって証明しましたか?
A:日本では疫学調査と言う調査がありました。患者さんがどれぐらい影響を受けました。温度、のどがどこぐらい異常と調査した。その結果によって患者に救える方法を探します。一番ひどい時期のso2値は2.4、20人に1人が公害患者に認定されました。工場に対策した後すごく下がりました。補償法を作ってから急激に落ちました。

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Q: 今、公害認定された患者はどれぐらいいますか?
A:去年によると全国で3万2千9百人、1989年は最高で患者は11万人を超えました。制度が変わって、新しい認定制度が出来てから、どんどん減ってきて、今は3万2千9百人でした。

最後に皆さんで写真撮影をしました。

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1日目(前半)の研修はこちら↓

1/25中国環境NGO研修受入 1日目(前半) タンデム自転車でフィールドワーク

2日目の研修はこちら↓
https://aozora.or.jp/archives/

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