あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

ブログカテゴリー » 国際交流

2/13(木) 日中環境問題サロン2024を開催しました

2/13に日中環境問題サロン2024を開催しました。

グローバルな経済活動が展開される中で、今日の公害・環境問題は地域や国をこえた形で発生し、互いに影響しあっています。

中国の環境NGOメンバーを招き、中国の最新の環境問題について報告いただき、日本の市民、専門家やNGO関係者、企業との意見交換を行う日中環境問題サロンを開催しました。今後の日中における公害・環境問題の解決に向けて、お互いに理解し、協働していくための意見交換をおこないました。

あおぞら財団事務局長藤江と中国訪問団リーダー李力氏の開会あいさつによって、日中環境問題サロン2024が始まりました。

最初の発表者は、天津市西青区零萌公益発展センター(略称:「零萌公益」)の王少蓉氏です。

王氏は中国のプラスチックごみ問題の現状と、それに関する法律や条例の変遷を紹介しました。中国のプラスチックごみ対策は4段階に分けられる。1995年から2007年プラスチックごみ問題に「注目し始めた」段階、2008年から2017年「リサイクル推奨」段階、2017年から2019年「市場規制強化段階」、および2020年から「新たな段階」です。

零萌公益は2011年で誕生し、2015年から全力でプラスチックごみ問題に関与するようになりました。主にはプラスチックごみ問題交流会を開催、「3R」に基づく環境保全ボランティア活動を展開、中央政府や地方政府へ政策を提案するなど取り組みをしていました。

王少蓉氏(左)が発表している様子

 

次の発表者は、温州市科普連合会の金麗秀氏です。

金氏が所属する団体「温州市科普連合会」は、科学知識を一般市民に普及することを目的とする団体です。

金氏の紹介を通して、浙江省温州市の水は豊富である一方、利用可能な水資源が少ないという現状を知るようになりました。その問題を解決するため、温州市科普連合会は「節水」というテーマに基づき、いくつかの活動を展開しました。節水に関する法律や条例を分かりやすく解説すること、水のリユース方法を模索すること、学校の授業で水の重要性をアピールすることによって、市民の節水意識を向上することが期待されます。

金麗秀氏が発表している様子

 

次の発表者は、黒龍江省八五二農場中学の李国良氏です。

李氏が教鞭を執る黒龍江省八五二農場中学は、自然に親しい場所に位置しています。広いキャンパスに、植物園も建てられました。学生の環境意識や社会責任感を培う目標として、環境保全サークル「小白樺」が立ち上げられました。

「小白樺」は自然に出入り、気象観測所に見学や、湿地で生物を観察します。また、キャンパスで木植え、鳥の巣作りなどの活動を展開しました。これらの活動を通して、学生が勉強活動で溜まったストレスが解消され、自然に対する理解度が向上され、母校への恩返し心が培われたという成果が挙げられました。

李国良氏(左)が発表している様子

 

最後の発表者は、河北馬倍戦法律事務所の河北馬氏です。

馬氏は河北馬倍戦法律事務所の発起人です。自分が環境問題業務にフルタイムで務めており、設立した河北馬倍戦法律事務所も2013年に環境法律事務所に転換しました。今中国唯一の環境事務所であると言われています。

馬氏の紹介によって、現在中国は被害者(市民)立場で訴訟を提起することは多いが、良い成果を収まった例は少ないのようです。。しかし、馬氏は行政や企業へ環境に関する法律の助言をあげるという従来ではない方法で、環境問題を解決しようとしています。企業側に立ち、行政からの不当罰則、または、行政側に立ち、企業から汚染の不法排出に関して、訴訟を提起します。

馬倍戦氏が発表している様子

 

四人の発表者の発表に対して、龍谷大学政策学部教授櫻井次郎先生と今回中国訪問団リーダー李力氏が、コメンテーターとして解説を行いました。発表者四人にそれぞれ環境保全活動に積極的に参加するようになった経緯を伺い、日中における環境保全や環境配慮に関する市民の考え・行政の対策の違いについて議論しました。

二人とも長年日中環境問題交流に従事しているので、参加者に対しても馴染みのある顔で、現場の雰囲気がさらに盛り上がりました。

日本と中国の社会・文化・経済背景、または歴史もそれぞれ違いますので、たとえ同じような環境問題が生じたとしても、市民の考えも、行政の対策も、日中はそれぞれ異なる可能性があります。しかし、その異なりに拘らず、逆に異なる視点から環境問題を再考することが重要ではないかと考えられます。

中国は長年日本の環境対策を学んでおり、現在、中国なりの環境対策をおこなうようになりました。中国環境NGOが、節水の普及教育や植樹など、細かな環境保全活動を十何年間も地道に続けている精神に感動しました。また、中国環境NGOは、大勢の若者を環境保全活動に呼び込んだり、環境保全の担い手を育成したりしており、そうした方法には学ぶべきところがたくさんあると思いました。

環境問題を解決するためには、より広い視野やステークホルダーのコミュニケーションなどが求められ、民間団体の交流はやはり欠かせません。日中の参加者も、今回のサロンを通じてお互いの経験から刺激を受け、よりよく、誰一人取り残さない社会を作るように頑張ろうという気持ちになりました。

その後、参加者の意見・感想が寄せられました。

ご意見や感想を踏まえて、次回の交流を積極的に準備していきます!

引き続き、交流活動をよろしくお願いします!

参加者集合写真

(記:王子常)

========================================

アジア各国では、現在進行形で、様々な公害・環境問題が発生しています。
その中で、自分たちの住み暮らす地域の環境を良くしていこう!と取り組む人々がいます。

あおぞら財団の国際交流活動を通じてつながったアジア各地の環境活動を報告・紹介するページ「アジアの環境活動でつながろう」を新たに作成しました。
それぞれの取組みを知り、学び、つながることで、活動の輪を広げていきましょう。

ぜひ↓ご覧ください。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2025年4月4日10:36 AM

1/23(木) 日越環境問題サロン2024を開催しました

グローバルな経済活動が展開される中で、今日の公害・環境問題は地域や国をこえた形で発生し、互いに影響しあっています。

ベトナムで活動する環境NGOメンバーを招き、ベトナムの最新の環境問題について報告いただき、日本の市民、専門家やNGO関係者、企業との意見交換を行う日越環境問題サロンを開催しました。今後の日越における公害・環境問題の解決に向けて、お互いに理解し、協働していくための意見交換をおこないました。

 

・日時・場所

日時: 2025年1月23日(木)18:00~20:30(受付17:30~)

場所:あおぞら財団ビル3F

・発表者

DO VAN NGUYET氏 (Director of Center of Live and Learn for Environment and Community)

・発表テーマ

Local initiatives on clean air and environment protect

DO VAN NGUYET氏のご報告によって、ベトナムの大気汚染の状況、これからベトナムの汚染対策、およびハノイの市民の努力が分かるようになりました。

➀ベトナムの大気汚染状況

ベトナムは今、経済発展とともに、大気環境は深刻になりました。PM2.5だけではなく、肉眼でも見えるくらいのスモックもベトナムでよく見られます。大気汚染が最も深刻だったのは、2000年から2020年間の20年、工場が大量建てられた時期である。また、PM2.5のほか、交通量の増加によって、バイクからの排ガスと、料理を作るため、練炭コンロから排出された排気の硫黄酸化物や炭素酸化物も空気を汚染する要素であると指摘されました。

しかし、世界中が汚染を対策していた2000年代に、例えば中国や韓国は2010年頃大気汚染対策に関する法律や動きが打出されて、大気汚染の状況がかなり改善されましたが、当時ベトナムでは大きな問題として認識されていませんでした。

2018年から2019年に、アメリカがハノイで測定した大気汚染状況を公表したことで、環境問題はインターネットで話題となりました。ただし、ベトナムの環境問題の深刻さを海外観光客に知らせたくないので、政府は測定器がおかしいと主張し、そのデータを認めていませんでした。

また、NGOのみならず、大学においても環境問題を研究する人材がいないことは、課題です。

②これからベトナムの汚染対策

・環境問題は重要な問題であると、新聞やテレビを通じて、市民に分かりやすく説明する。

・大気汚染観測所は少ないが、観測内容を市民に伝える。

・環境管理や健康管理に関する取組をする。

・子どもに環境問題に関する授業をする。

・子どものために、渋滞時にはバイクのエンジンを切ることを啓発する。

・国内外の環境NGOと連携する。

ハノイの市民の努力

・練炭コンロの使用廃止に関する宣伝活動をする。

・排気ガスの中の汚染物質の削減のために、バイクを改装する。

・二期作を植える、野焼きをしない。

・ごみを分類し、勝手にごみを燃やさない。

 

(記:あおぞら財団アルバイト 王子常)

========================================

アジア各国では、現在進行形で、様々な公害・環境問題が発生しています。
その中で、自分たちの住み暮らす地域の環境を良くしていこう!と取り組む人々がいます。

あおぞら財団の国際交流活動を通じてつながったアジア各地の環境活動を報告・紹介するページ「アジアの環境活動でつながろう」を新たに作成しました。
それぞれの取組みを知り、学び、つながることで、活動の輪を広げていきましょう。

ぜひご覧ください。

https://aozora.or.jp/kokusai

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流,環境学習 — aozorafoundation 公開日 2025年4月2日7:49 PM

2/12~2/14 中国環境NGO研修受け入れ

あおぞら財団は、大気汚染経験等情報発信業務の一環で、今年度(2024年度)2025年2月12日(日)~2月14日(火)の3日間に、中国の環境NGOメンバーを日本に招き、日中公害・環境問題に関する研修を実施しました。

本研修プログラムでは、西淀川地域をフィールドとして、日本での大気汚染公害の経験を中国の環境NGOメンバーに理解してもらい、環境問題の解決に役立ててもらうことを目的としています。

訪問メンバー(敬称略、順不同):
1.李力 Li Li (北京市環友科学技術研究センター) 代表
2.王少蓉 Wang Shaorong (天津市西青区零萌公益発展センター)
3.李国良 Li Guoliang (黒龍江省双鴨山市宝清県八五二農場中学)
4.屠瑛 Tu Ying (黒龍江省双鴨山市宝清県八五二農場中学)
5.金麗秀 Jin Xiuli (浙江省温州市科普連合会)
6.馬倍戦 Ma Beizhan(河北馬倍戦法律事務所)
7.於文 Yu Wen (李力氏の同伴者)
8.鄭涵洋 Zhen Hanyang (李力氏の同伴者)
9.張佳寧 Zhang Jianing (李力氏の同伴者)
10.陳睿軒 Chen Ruixuan (李力氏の同伴者)

 

一日目.

訪問先:あおぞら財団

【西淀川公害とあおぞら財団の活動解説】
初日の研修として、午前中はあおぞらビル3階のあおぞらグリーンルームで、事務局長藤江が西淀川地域での大気汚染公害と裁判、あおぞら財団立ち上げの経緯を紹介しました。その後、中国訪問団から自らの関心分野と問題意識を共有し、日中の環境・公害問題の対策について意見交換を行いました。

西淀川公害の深刻さ

【西淀川フィールドワーク】
公害による汚染でどぶ川となった大野川を再生して緑陰道路として復活された経緯と、災害に備えている西淀川地区の現状を知ってもらうため、タンデム自転車で西淀川地域を巡る見学を行いました。小雨が降っている中、タンデム自転車で大野川緑陰道路に沿って、淀川堤防まで走りました。途中に、水害を防ぐため作られた地下の大放水路、ごみ焼却施設西淀工場、大気汚染物質の監視装置などを見学しました。

西淀川区フィールドワーク

 

【公害患者の話を聞く】
昼休憩が終ってから、公害患者の語り部の山下明さんが、公害に関する自分の経験を共有しました。公害患者の生の声を聴いて、高度経済成長期で経済発展の犠牲者となった公害患者の苦しみや、公害の深刻さがわかりました。

公害患者の話を聞く

訪問先:西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)
【資料館の見学】
あおぞら財団は西淀川公害や訴訟資料を収集保存しています。市民の生の声やさまざまな活動に関する一次資料を通して、公害問題に苦しむ市民の実情や公害訴訟を行う決意が感じられます。これらあおぞら財団に所蔵する資料を見学しました。

公害資料館見学

 

二日目.

訪問先:舞洲ごみ焼却場
舞洲にある、オーストリアのデザイナーが設計した童話のお城のような外観を持つ舞洲ごみ焼却場に訪問しました。いかに安全にゴミを焼却するのか、サーマルリサイクルで生じたエネルギーをどう活かすのかなどについて見学しました。

舞洲ごみ焼却場見学

訪問先:大阪市環境局
舞洲ごみ焼却場見学後、徒歩で夢洲駅に行き、咲州にある大阪市環境局に訪問しました。大阪市環境局環境管理部環境管理課の方が、大阪の大気汚染の状況と対策の変遷について紹介しました。中国においても同じような行政の部署はありますが、実際に果たしている役割が違うことに、中国から訪問団は興味を持ち、意見交換を行いました。

また、大気汚染の常時監視システムの体験を通して、大阪市内の大気汚染状況をはっきり把握することができました。同伴者児童2名を含み、皆が環境教育に活かせるゲームも体験してもらいました。

大阪市環境局訪問

 

三日目.

訪問先:津波・高潮ステーション
海に囲まれた島国である日本は、地震の二次災害である津波と高潮の災害がよくあります。津波や高潮はどのように人の生活に衝撃を与えたのか、また、この災害を防ぐためにどのような取り組みをしてきたのかを見学するため、大阪市西区にある津波・高潮ステーションに訪問しました。

高潮津波ステーション見学

訪問先:池田エコミュージアム
池田エコミュージアムは、環境に関する各種情報を発信するとともに、3Rの普及促進を目指し、様々な啓発活動を行っている団体です。フードロスを防ぐための地産地消や期限切れ食品の活用、新エネルギー利用の太陽光パネルの設置、廃油の回収、不要衣類のリサイクルなどの取り組みに、中国訪問団は関心を寄せていました。

池田エコミュージアム見学

訪問先:大川・村松・坂本法律事務所
弁護士馬倍戦先生は中国で「環境弁護士」として活動しています。そこで、西淀川公害訴訟弁護団の一員である、あおぞら財団理事長・弁護士村松昭夫の所属する法律事務所に訪問しました。そこで日中の弁護士の定義の違い、日本の弁護士の団体、および村松先生の活動分野について意見交換を行いました。

 

 

 

(記:王子常)

========================================

大気汚染経験等情報発信業務(環境省)は、経済活動と公害・環境問題の解決の両立をテーマに、日本における公害経験やそれに関連する資料・情報をアジア諸国と共有するため、情報発信・人的交流を行うものです。その一環として、日中環境問題交流を行いました。

========================================

アジア各国では、現在進行形で、様々な公害・環境問題が発生しています。
その中で、自分たちの住み暮らす地域の環境を良くしていこう!と取り組む人々がいます。

あおぞら財団の国際交流活動を通じてつながったアジア各地の環境活動を報告・紹介するページ「アジアの環境活動でつながろう」を新たに作成しました。
それぞれの取組みを知り、学び、つながることで、活動の輪を広げていきましょう。

ぜひご覧ください。

https://aozora.or.jp/kokusai

 

 

 

1/22~1/24 ベトナム環境NGO研修受け入れ

あおぞら財団は、大気汚染経験等情報発信業務の一環で、今年度(2024年度)2025年1月22日(水)~1月24日(金)の3日間に、ベトナムの環境NGOメンバーを日本に招き、日越公害・環境問題に関する研修を実施しました。

本研修プログラムでは、西淀川地域をフィールドとして、日本での大気汚染公害の経験をベトナムの環境NGOメンバーに理解してもらい、環境問題の解決に役立ててもらうことを目的としています。

訪問メンバー:
1.DO VAN NGUYET氏 (Director of Center of Live and Learn for Environment and Community)
2.NGUYEN THI PHUONG NHUNG氏 (Citizen Science Program Coordinator at Center of Live and Learn for Environment and Community)

 

一日目.西淀川公害とあおぞら財団

初日の研修として、午前にはあおぞらビル5階のあおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)で、事務局長藤江が西淀川地域での大気汚染公害と裁判、あおぞら財団立ち上げの経緯を紹介しました。ベトナム訪問団から自らの関心分野と問題意識を共有し、日越の環境・公害問題の対策について意見交換を行いました。

最初の挨拶

その後、公害患者の語り部の岡崎久女さんと西淀川公害患者と家族の会の事務局長上田敏幸さんの公害経験を聞きました。

公害患者の生の声を聴く

公害による汚染でどぶ川となった大野川を再生して緑陰道路として復活された経緯と、災害に備えている西淀川地区の現状を知ってもらうため、タンデム自転車で西淀川地域を巡る見学を行いました。大野川緑陰道路に沿って、淀川堤防まで走りました。途中に、地下の大放水路、西淀工場、淀川堤防、大気汚染物質監視装置などを見学しました。

タンデムで西淀川区フィールドワーク

あおぞら財団に所蔵している西淀川公害や訴訟資料を閲覧しました。一次資料を自分の目で確認し、公害問題に苦しむ市民の実情や公害訴訟を行う決意が感じられました。

資料館見学

 

二日目.大阪市環境局、舞洲ごみ焼却場、津波・高潮ステーション

研修の二日目午前10時、大阪南港ATCにある大阪市環境局を訪問しました。大阪市環境局環境管理部環境管理課の方が、大阪の大気汚染の状況と対策取組の変遷について紹介しました。

大阪市環境局訪問

その後、舞洲にある、童話のお城のような外見を持つ舞洲ごみ焼却場に訪問しました。いかに安全にゴミを焼却するのか、サーマルリサイクルで生じたエネルギーをどう活かすのかなどについて説明を受けました。

舞洲ごみ焼却場

海に囲まれた島国である日本は、地震の二次災害である津波と高潮による災害がよくあります。津波や高潮はどのように人の生活に衝撃を与えるのか、また、この災害を防ぐためにどのような取り組みがあるのかを見学するため、大阪市西区にある津波・高潮ステーションに訪問しました。

高潮津波ステーション

 

三日目.京のエコロジーセンター

研修の終日に、京都府伏見区にある環境教育施設「京のエコロジーセンター」に訪問しました。京エコロジーセンターは環境学習と環境保全活動の拠点であり、市民地球温暖化防止に取り組む場として活用されています。そこで太陽光発電、たい肥作り、雨水利用、ごみ減量など環境にやさしい行動の事例を学びました。

京エコロジーセンター

 

 

(記:王子常)

========================================

大気汚染経験等情報発信業務(環境省)は、経済活動と公害・環境問題の解決の両立をテーマに、日本における公害経験やそれに関連する資料・情報をアジア諸国と共有するため、情報発信・人的交流を行うものです。その一環として、日越環境問題交流を行いました。

========================================

アジア各国では、現在進行形で、様々な公害・環境問題が発生しています。
その中で、自分たちの住み暮らす地域の環境を良くしていこう!と取り組む人々がいます。

あおぞら財団の国際交流活動を通じてつながったアジア各地の環境活動を報告・紹介するページ「アジアの環境活動でつながろう」を新たに作成しました。
それぞれの取組みを知り、学び、つながることで、活動の輪を広げていきましょう。

ぜひご覧ください。

https://aozora.or.jp/kokusai

日中環境問題サロン2024「中国環境NGO活動を聴く」を開催します 2/13(木)

2025年2月13日(木)に、経済活動と公害・環境問題の解決の両立をテーマに、日中両国における公害経験やそれに関連する情報発信・人的交流を行なうことを目的に、日中環境問題サロン2024「中国環境NGO活動を聴く」を開催します。

今回は、中国で環境活動を実践する4名の方々に登壇いただきます。
李国良氏(黒龍江省八五二農場中学高等教員)、馬倍戦氏(弁護士)、金麗秀氏(浙江省温州市科普連合会秘書長)、王少蓉氏(天津市西青区零萌公益発展センター・プラ問題プロジェクト担当)から、それぞれが実践している環境保全活動等を紹介いただき、環友科学技術研究センター長・李力氏と龍谷大学政策学部教授・櫻井次郎氏がコメンテーターをつとめます。

中国の環境問題や環境NGOの活動を学ぶ良い機会ですので、ぜひご参加ください。

■日時:2025年2月13日(木)18:00-20:30

■場所:あおぞらビル3階(大阪市西淀川区千舟1-1-1)
ZOOM会議同時開催

■主催:あおぞら財団(公益財団法人公害地域再生センター)
 共催:龍谷大学東アジア環境研究会

■言語:中国語、日本語(逐次通訳、日本語資料あり)

■講演プログラム(敬称略)

○18:00-18:10 開催趣旨の説明

○18:10-19:30 中国環境NGO活動発表
①李 国良氏          
黒龍江省八五二農場中学高等教員、環境保全サークル呼びかけ人、黒龍江省美術家協会会員。

②馬 倍戦氏          
2001年から弁護士として活動、2008年に事務所を設立、2013年から環境に関わる法律業務に従事。

③金 麗秀氏          
浙江省温州市科普連合会秘書長。30年以上通信業界に従事。市民、特に若者の環境意識向上に努力。

④王 少蓉氏          
天津市西青区零萌公益発展センター・プラ問題プロジェクト担当。プラごみ処理の政策、解決方法及び生物分解性プラ課題に注目。

○19:30-20:30 質疑応答・意見交換

■参加費:無料

■参加申込:webmaster@aozora.or.jp
氏名、電話番号、所属を上記メールアドレスまでお知らせ
ください。 いただいた個人情報は本事業の目的以外には使用しません。

本事業は「令和6年度大気汚染経験等情報発信業務」(環境省)の一環で実施しています。

日中環境問題サロン2024チラシ250205

Filed under: イベント案内,国際交流 — aozorafoundation 公開日 2025年2月6日11:23 AM
前のページ »