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ミャンマー環境NGO「Thant Myanmar」訪問(3/6)

2019年3月6日(水)に、ミャンマー環境NGO「Thant Myanmar」の方々から、ミャンマーの環境についての現状と活動についてお話を伺いました。

◎Thant Myanmarの取組み

Thant Myanmarは、プラスチックゴミを減らすためのキャンペーンを行っている。
本団体は、1年前にSNSの掲示板で呼びかけ、集まりに参加した人で活動を始めた。
ゴミを拾う、女性に家庭でゴミを減らす方法を教える、ゴミ分別を伝える、などの活動を行っている。

活動①:マイボトルを持ち歩き、ペットボトルを使わないキャンペーンを実施。
活動②:プラスチック製ストローは本当に必要な時だけに。
活動③:使い捨てプラ袋を無くそうキャンペーン(店舗への啓発、マイバック使用を呼びかけ)
活動④:ヤンゴンやマンダリーのホテル(5ヶ所)、会社(4団体)でのプラスチック製品の使用を減らす活動。使い捨てペットボトルの使用を止めてくれたところ、検討しているところがある。
活動⑤:地方の村々へ行き、主婦に食べ物の残りのゴミ処理(分別、動物のエサ、土へ)を啓発。
活動⑥:国会でのペットボトル使用禁止を呼びかけたところ、禁止するルールができた。

スタッフはそれぞれ別の職業についている(エンジニア、記者、トレイナー、グルメレポーター等)

◎ミャンマーのゴミ問題について

ミャンマー社会も変化してきている。
10年前ならゴミは地域の中で処理が可能であった。

現在、ゴミの回収システムが無い状況で、ゴミがあちこちに放置されている。
ヤンゴンは人口密度が高く、商業が盛んなため、燃やすところがない。
特にダウンタウンエリアがひどい。郊外でもプラスチックを含め野焼きしている。
スーパーマーケットも増え、プラスチックによる包装も進んだ。
5~6年前からプラスチックが増えてきている。
皆、どこにでも捨てるので、街中にゴミが散乱している。

ゴミ焼き場で焼かずに、家の周りに、そのまま捨てている。
日本のように処理システムが高度化すれば、ゴミの悪影響は見えにくくなるだろうが、ミャンマーは日本などの20年前の状況だろう。
ミャンマーでは、ゴミを減らす活動をすれば、ゴミは減っていく(効果も目に見える)。
包装プラスチックを規制する政策を検討しているが、予算、技術、経験者、専門家が足りない。

◎ミャンマーの大気汚染・水汚染について

工場の排出物で水・大気が汚染された。

ルールを作ってもコストがかかるため、守ると企業がほとんどなく、監視する仕組みも無い。
大気汚染に関しては、3~5月に暑くなり落葉するので、燃やす。その時期が悪化するのでは。

現在、ミャンマーの河川のプラスチック濃度をNGOが調査している(雨季と乾季、他の時期に分けて調査)

団体FB https://www.facebook.com/ThantMM/

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写真:hant Myanmar マイボトル

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あおぞら財団としては、引き続き、交流活動を進めていきます。

(文責:藤江)

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