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西淀防災サイクリング(3/7)

3/7にインターン生の鹿さんが企画した「西淀川防災サイクリング」を実施しました。以下は鹿さんのレポートと、参加者のご感想をふまえてイベントへの振り返りを紹介します。

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2021年3月7日、西淀防災サイクリングの実施日を迎えました。今回のイベントを体験しに来ていただいていたのは、あおぞら財団のブログ・ライングループでの宣伝により4人、大阪大学の学内募集で2人が集まり、計6人の参加者でした。

まずは最初にあおぞらイコバで、今回のイベント概要をみんなに紹介しました。今回の回るスポットの載っている地図を配り、STRAVA(ストラバ)というアプリの使い方を紹介しました。ただ、通常のGPSアプリの使い方と違って、今回のイベントでは、ルートを記録するではなく、スポットを記録します。そして、タンデム自転車でイベントを実行するために、みんなに自転車のマナーを紹介しました。最後に参加者達の自己紹介の後に、ウォーミングアップをしました。

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イコバから出て、タンデム自転車で緑陰道路で移動しました。最初にとまったスポットは中島大水道跡石碑前です。大野川が今の緑陰道路になる前の経緯を紹介しました。
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続いてあおぞら苑に移動し、そこで過去の西淀川にいた公害の種類と今高齢化している公害患者のための福祉施設を紹介しました。

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公害を放って置くとよくない結果が導かれる事が知り、出来島小学校前で大気汚染や騒音を抑えるための設備をみんなで探すように呼びかけました。みんなで探すようにお願いしても、いずれの施設も普段見慣れているものや無視されやすいものばかりで、そこは一つずつ紹介しました。普通に見える学校の白い壁は光触媒を使ってNOxを付着させるものであり、高速道路の端っこに空気を浄化するためのフィルタなど、少しでも効果があるような設計の工夫が見えました。

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公害についての紹介が終わった後、西淀川におけるもう一つの問題について紹介を進めていました。大和田小学校前の中央公園で、地盤沈下や、マイナス海抜のことを紹介しました。そこで、西淀川区にいる6つの駅のいる地面の海抜をみんなにクイズを出しました。塚本駅が一番高く海抜3.8mがあるのに対し、御幣島駅が一番低く−1.3mであると紹介するとみんなは駅のホームの海抜ではないかっと勘違いしました。そのほか、現在の西淀川区内では、あちこちに海抜を表す青色の標記貼っています。そこでみんなで公園正門の付近で探してもらいました。最年少のかおるちゃんは一番早く、広報板に貼られている標記をみつかりました。

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海抜が低く、河水氾濫した場合ポンプでしか排水できないので、昔の大洪水で二週間も水が貯まった事がありました。

福駅の付近に、水害を忘れないように立てられた石碑があります。そこで、水害を含め、各種の災害に対する避難知識をみんなで意見交換をしました。非常用食料は特殊な加工されていて5年以上の賞味期限が設定されており、値段も高いです。一方、一般的な商品は賞味期限はそれほど長くありませんが、値段はそれほど高くありません。したがって、非常食の準備も必要とされていますが、普段の保存食品も多めに準備した方がいいです。そして、年に少なくとも一回、賞味期限のチェックをし、保存食品の入れ替えをした方がいいです。その他、地震などに遭ったら、机の下より玄関のほうに逃げたら、地震が一旦止まったらすぐに靴を履いて外に逃げられるし、玄関では高い家具がないため、怪我になるリスクが家の中に一番低いところであります。

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洪水がなくても、大雨や台風に遭ったら、地面の低いところの浸水も問題となりやすいです。そこで、緑陰道路の中に隠れている淀の大放水路をみんなに紹介しました。参加者の中には西淀川で就職している方もいらっしゃいましたが、いつも「これって何?」と疑問に思いながら大放水路の白い「屋根」を見ながら通りすがりしていた。そこでみんなに「白い屋根」の中身の写真を見せたら、深くて広いトンネルがあるのに感心しました。DSCF6687

イコバに戻りまして、みんなで休憩をしながらアプリでの記録をチェックしました。完成した画像は線で点を繋がって、鯨のように見える絵になっていました。残念ながら、アプリの記録に誤差が生じ、2人の絵は途中で絶えてしまい、紙の地図での再記録をしてもらいました。

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最後に参加者全員にアンケートを書いていただいて、その中にもたくさんの意見をもらいました。
タンデム自転車での記念石碑巡りが面白かったっとコメントされたり、西淀川の歴史についてもっと知りたいという声も聞かれて嬉しいと思います。そして、やはりアプリの使用に事前練習した方もいらっしゃり、イベントでうまく記録できなかった事情もあることから、アプリでの使用についてもっとわかりやすく説明した方がいいなっと反省しました。DSCF6689

初めて企画したイベントですが、楽しく実施することができ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今後ももし機会があれば、このようなイベントをまた開きたいと考えています。

(インターン生 鹿)

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