11/15(金)楽らく呼吸会(姫島診療所)でロコモティブシンドロームについて勉強しました!!!
こんにちは。
木々の葉が色づく季節になりましたね。
2013年11月15日(金)、姫島診療所で楽らく呼吸会を行いました。今回は西淀病院の理学療法士の榎田さんと笹本さんを講師に迎え、呼吸リハビリについての勉強と体力テストを行いました。参加者は11人(内、患者さん7名(家族の方を含む)、理学療法士2名、看護師1名、スタッフ1名)でした。
まず最初に、初参加の方もいらっしゃったので、呼吸リハビリについてあらためておさらいをしました。
その後、今回のメインテーマ「ロコモティブシンドローム」(=運動器症候群)についてお話を聞きました。
ロコモティブシンドロームとは、骨・関節・筋肉などの運動器の働きが衰え、寝たきりや要介護・要支援になる可能性が高い状態のことをいいます。
50歳を越えると、当てはまる人が多いと言えるそうです。
そこで、みんなで「ロコチェック」を行いました。
詳しくは前回のブログへ→ こちらをクリック!
この7つの項目には、持久力、バランス、筋力についてチェックする内容が盛り込まれているということです。
無理に試して、転倒したりしないように気をつけてくださいね。
みなさん口々に、一つ一つのチェック項目を聞きながら、ご自身の体や日常生活のことを話されていました。
チェックに1つ以上当てはまっているとロコモーションシンドロームの心配があるため、「ロコモーショントレーニング(ロコトレ)」を始めましょう!
というわけで、実際にやってみました。
まずは、片脚立ちに挑戦!
わかりづらいですが…みんなで片脚立ちをしているところです。
転倒しないように、必ずつかまるものがある場所で行いましょう。
上げる足と同じ方の手をつくと、バランスがとりやすくていいそうです。
体の痛みがない方は、片方の脚だけでなく、両方とも同じ時間をかけてやるようにしましょう。
次は、スクワットに挑戦!
(みなさん勢いがあり、写真がぶれ気味ですみません…。)
机に手をついて行ったり、イスを使ったり、自分にあった安全な方法でやりましょう。
手をつかずにできる人は、腕を組んでやるのがいいということでした。
講師のかたが「みなさん息をしてくださいね!」と声をかけてくださってはっと気づきましたが、夢中でやっていると思わず息を止めてしまいがち。
ロコトレをするときは呼吸を意識しながら取り組むことが大切です。
息を吐きながら座る、吐きながら立つ…など、「息を吐く」ことを意識しましょう。
この2つ以外にも、好きなスポーツを継続してやったり、お気に入りの道をウォーキングしたり、楽しく積極的にいろいろな運動を行うことが、ロコモーションシンドロームの予防につながります。
そして最後に、握力測定をしました!
握力を見ると全身の筋力の強さがわかる目安となるため、最近は健康診断の項目にも入っているほどで、継続して測っていくことが大切だということです。
みなさん久しぶりに測るということで、ドキドキわくわくな様子!
次回の測定の時に比較できるように、今日の測定結果をそれぞれ記録しました。
みなさん10kg以上(日常生活に問題がない数値)という結果で、予想以上に高い数値ばかりだったようで、おしゃべりもおおいに盛り上がりました!
握力を維持できるように、今度測るときに下がっていないように…と、みんなで目指すひとつの目標ができたのではないでしょうか。
開催後のアンケートでは、7人中6人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。また、7人中1人が呼吸リハビリなどの運動を【毎日している】、3人が【2・3日に一度ぐらい】と答えています。その他に「皆んなでガヤガヤしていてたのしく出来たので良かった」という感想や「いつも元気でいたいので今日のならったことがんばります」という感想がありました。
少しでも興味がある方は是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!
■次回予定 ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…12月13日(金) 14:00~15:30(呼吸の仕組みと呼吸器の病気について)
・千北診療所……1月16日(木) 14:00~15:30(呼吸の仕組みと呼吸器の病気について)
・姫島診療所……1月17日(金) 14:30~16:00(呼吸の仕組みと呼吸器の病気について)
本事業は独立行政法人環境再生保全機構の公害健康被害予防事業の一環として実施しています。
ぜん息・COPD予防等情報発信事業に係る「COPD患者等のQOLの向上のための呼吸リハビリテーションの普及及び地域ネットワークの構築事業(大阪ブロック)」
吉田