ユネスコスクールのみなさんが資料館を訪問しました(6/25)
6月25日(土)にユネスコスクールに参加している高校生4名と、教員2名、計6名の方がエコミューズに訪問しました。
ユネスコスクールに参加している高校生の方々は、今度日中韓3カ国で行われる国際会議で発表があるそうです。大阪の高校生のみなさんは『スカイ(大気)』を議題にスピーチとディスカッションがあり、どのような大気汚染が大阪にあったかを学習するためにエコミューズへ来て下さいました。
いろいろな立場の方がいたことを知ってもらおうと、展示パネルを見ていただきました。みなさん、真剣な様子で展示パネルを見ていました。展示パネルはいろいろな立場の人の思いや行動などが記載されています。納得をした表情を浮かべて眺めたり、引率の教員の方と話し合う姿が目に付きました。また、ぜん息患者の軌道組織の変化を手で触って分かる展示物には驚いていました。喘息発作状態は触るととてもかたく、どれほど呼吸がしにくかったか分かりやすかったと思います。
その後、エコミューズ所蔵のDVDを見ました。西淀川大気汚染では工場からの煙だけではなく、車からの排気ガスも大きな論点となりました。今回、日中韓での国際会議では車からの排気ガスも論点になりそうとのことで、複合大気汚染についてのDVDを見ました。患者さんの生活や言葉一つ一つに高校生の皆さんは思うこともあったようで、その後ユネスコスクールの皆さんで話し合っている時にDVDを見れて良かったとの言葉もありました。
今回は短いパネル展示の閲覧と、DVDの閲覧のみとなりました。そのため、7月にもう一度あおぞら財団へ来てフィールドワークなど、もっと詳しい研修を行う予定となっております。
国際会議で話をする時に、少しでも西淀川公害の話をきっかけに中国や韓国の学生さんとディスカッションを行い、その時のお話を聞かせてもらえたら嬉しいなと思いました。
(松ヶ平)