あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

全ての記事を表示

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

西淀中学校から職場体験(12/3-12/4)

12月4日・5日の2日間、西淀中学校2年生が、あおぞら財団で職業体験を行いました。

【1日目】

1日目は2名が参加しました。

午前中は、西淀川公害に関するビデオを視聴し、地域でかつて深刻な大気汚染があったことを知って驚いた様子でした。

その後、西淀川区内の小学校の防災授業で使用した「防災かるた」の整理作業を行い、整理後は実際にかるたで遊びながら防災について学びました。

午後からは、地域の方から持ち込まれた廃油の回収作業です。集まった廃油をバケツに移してからドラム缶にまとめていきます。廃油は石鹸やバスの燃料としてリサイクルされます。においが強く、油がはねると汚れてしまう作業ですが、二人とも次第に慣れ、手際よくドラム缶に油を移してくれました。

公害問題についての映像を視聴中

いろいろな家から集めた廃油をバケツに入れる

【2日目】

2日目は3人が参加。西淀川区で年に1度実施される「福祉避難所合同訓練」に参加してもらいました。

福祉避難所とは、高齢者や障害のある方など、災害時に特別な配慮が必要な方が一般の避難所で生活することが難しい場合に利用する、二次的な避難所です。

今年は福小学校と介護老人保健施設なごみだいらで実施されました。訓練内容は、要支援者の移送、無線の使用、担架を使った垂直避難、マンホールトイレや災害用トイレの体験、アルファ化米の炊き出しなど、多岐にわたります。

中学生たちは車いすの移送訓練や布担架体験にも積極的に参加しました。

車いすで避難経路の確認

布担架にのって垂直避難を体験

マンホールトイレも確認

(1日目)

初めての経験で分からないことも多かったけど、職場体験の担当の方に優しくわかりやすく教えて頂けたので、凄くやりがいというものを感じられたし、楽しかったです。

色々なお家から回収した廃油を一つのバケツに集めて入れるのは普段あまりしないことだし、自分の家で油を使う料理を作ってもらってそれを食べて、その油をどこに捨てるのかや誰に回収してもらってどこに行くのかは知らなかったので新しいことを知れて凄く勉強にもなったし、あおぞら財団の方々がいつもこんな作業をしているんだということを知れたのも全部含めていい経験になりました。

(2日目)

・車いすを押すことは、めったにないので初めてのことで、坂道で下るときは後ろを向いて進むことを知らなかったので驚きました。

・普段体験しないことで、初めて知ることも多かったけれど、勉強になりました。

(t)

(1日目)

・防災カルタを使って、防災に関する知識が付いた。

・家で使い終わった油が、ハンドソープにリサイクルできるということにおどろいた!

・1日を通して、西淀川区で起きた公害などを知れてよかった。青い空が大切。明日もがんばります!

(2日目)

・色々な人達と協力する大切さを知りました。

・自分の住んでいる避難場所を知ろうと思いました。

W.K

(2日目)

・車いすの運び方が大変だった。

・みんなの協力が力になる

T.J

今回は、2日目に福祉避難所合同訓練に参加してもらうという、普段とは少し違う内容の職業体験となりました。

福祉避難所の仕組みや、訓練が多くの人の協力によって成り立っていることを知ってもらい、車いすや布担架を使った貴重な体験もしてもらいました。

1日目に学んだ西淀川公害のことも含め、今回の経験が中学生のみなさんの今後に少しでも役立てば嬉しいです。

2日間、おつかれさまでした!

(担当 谷内)

コメントはまだありません »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post.

Leave a comment