大経大ボランティア実習論 受け入れ
大阪経済大学のボランティア論の授業を受講する学生3人を、2日間受け入れました。
男子学生3名、みな真面目に一生懸命に頑張っていました。どうもありがとう。
彼らの活動記録と感想を紹介します。
(小平)
ボランティア実習論 2日間の活動記録
大阪経済大学 3年 井上正太郎
1日目
フードマイレージ買い物カードの準備。2004年の情報だったのを2010年度と最新のものに切り替えた。ちなみにこのカードは小学生が環境について学ぶ際に役立つという事で、もっと環境について学習して欲しいなと思いました。
人生とあおぞら財団ボランティアの大先輩(!?)、浅井さんの指導の下、カードの入れ替え作業
2日目
午前は西淀川の公害についてビデオを見て、それと「セミの抜け殻調べ」で子供らが使う名札の作成をしました。日本が経済的に成長するにつれて、その反面、西淀川が工場から排出されるCO2によって汚され、解決するまでに役20年と長い年月がかかりました。
多くの住人が被害を受け、公害と目を逸らささずに闘って行く」様子を見て、やはり環境汚染は無くさないといけないと思いました。
午後には、セミの抜け殻を大野川緑陰道路で探し、西淀川の現状について調査しました。結果は、クマゼミがとても多くて、アブラゼミが極端に少なかったです。これは、地面が乾燥しており、都市化がすすんでいることがわかりました。この2日間で学んだことはとても重要な事だと思います。
■ぬけがら調べの結果(3人で1時間に計300個を集めました)
・大野川緑陰道路:大島橋~エルモ西淀川(クマゼミ132 アブラゼミ1)
・大野川緑陰道路:エルモ西淀川~43号線(クマゼミ162 アブラゼミ5)
集めたぬけがらと実習生3人
実習の感想
大阪経済大学 2年 家入大樹
この2日間の作業は誰にでも出来る簡単な作業で、取り組みやすく、このような簡単な事からボランティアに参加出来たことを嬉しく思っています。「セミの抜け殻調べ」においては、自分たちで大野川緑陰道路で抜け殻を集め、種類を選別し、公害の問題と向き合いました。ボランティアは貢献することだけが目的ではなく、些細な事でも、その場で求められていることを全うすることが大切だと思いました。2日間と短い間でしたが、ボランティア活動に協力出来たことは、貴重な経験になりましたし、夏休みの良い思い出にもなりました。
大阪経済大学 2年 石原敬介
この2日間で私は、あおぞら財団さんの必要性と可能性を学びました。例えば「フードマイレージ買い物ゲーム」や「セミの抜け殻調べ」などで、子どもたちに公害について楽しく、わかりやすく説明しているところはとても凄いと思いました。この遊びや行事を子どもたちと一緒にやることで、公害対策の重要性を次の世代まで伝えることが出来るので、とても意味のあることだと思います。私がこれらの遊びや行事にボランティアとして少しでも関われた事を嬉しく思います。2日間でのボランティアは有意義で楽しい時間を過ごせました。もっとボランティアの人が増え、みんなが有意義で楽しい時間を過ごせたらいいなと強く思いました。
大阪経済大学 3年 井上正太郎
この2日間の実習を終え、環境や地域に関する事を学びました。「フードマイレージ買い物ゲーム」の準備では物を運ぶ際に、物の重さと、運ぶ距離でCO2の排出量が変わることを学びました。このゲームによって、小学生たちにも環境について学んで欲しいと思いました。他にも、西淀川の歴史と、あおぞら財団の関係について学びました。高度経済成長において排気ガスが多く、それによって被害を受けた方々のビデオを見て、公害は無くしていくべきだと思いました。「セミの抜け殻調べ」ではクマゼミの抜け殻が多く見つかり、乾燥した地域だとわかりました。学校の授業では学べないことをたくさん学べたので、とても有意義な時間を過ごせたと思います。