東アジア環境市民会議
2008年10月11日(土)、新潟市の朱鷺メッセ国際会議場マリンホールで開かれた『第4回東アジア環境市民会議「東アジアの水汚染と健康〜新潟水俣病の経験に学ぶ〜阿賀から東アジアへ」』(主催:東アジア環境情報発伝所、新潟水俣病安田患者の会)に参加してきました。
会議の主催団体である東アジア環境情報発伝所は、各国の最新の環境情報を発信するとともに、「顔と顔のみえる関係づくり」を目指して、2002年から日本、韓国、中国の市民や環境NPOの交流を続けています。
会議には中国・韓国からの参加者約40名を含む150名が参加し、東アジアの環境汚染と公害被害の実態と市民の取り組みについて、交流しました。
多くの報告の中でも特に印象深かったのは、中国の環境NPOの緑家園の取り組みです。日本のメディアでは、中国国営企業による環境汚染が大変大きく紹介されますが、実は多国籍企業による公害も多々発生しているそうです。
緑家園は、ネットで環境への取り組みに積極的な企業や環境汚染の著しい企業名を公表することで、市民に汚染企業製品のボイコットやグリーン購入を促す取り組みを行っています。
残念ながら、有名な日本企業も汚染企業のリストに入っているそうです。
公害・環境問題を他のアジア諸国よりも一歩先に経験、「克服」した国として、市民も企業ももっともっと自覚を高めていかなくては!と感じました。(I)