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イレッサ 訴訟


みんなで勝ちにいく
 8月31日、イレッサの裁判が大阪地方裁判所で行われました。私は、このイレッサの裁判を傍聴することができ、とても貴重な体験をさせていただきました。

イレッサとは、アストラゼネカ株式会社 (本社イギリス) から輸入され、国の承認を受けた錠剤タイプの肺癌治療薬です。このイレッサの副作用により多くの人が死亡しています。ですが、被害者の方はイレッサの副作用については全く説明を受けていなかったり、またはイレッサの副作用は少ないと言われ使用していました。

私は、午後からお二人の原告の方のお話を聞くことができました。本人尋問で真ん中のいすに一人で座って質問に答えている原告の方を見ていて、あの場所にいるだけでもすごく頭が真っ白になってしまうだろうなと思いました。イレッサを服用していた時の細かいこと、薬の説明を充分に受けたのかなど、何度も聞かれていました。原告の方の中には、 涙をながしながら話しをされていました。

多くの方がイレッサで亡くなられているのに、厚生労働省は販売を続けています。原告の方たちは、アストラゼネカ社と厚生労働省に同じことを繰り返さないように対策を求めていました。

裁判が終わり、原告の方は支援してくださる方を後ろに感じながらあの場に立ち、心強かったです、と言っていました。一緒になって裁判に勝とうと思っている方がたくさんいます。原告の方だけが戦っている訳ではないなとすごく感じました。そして、支援している方の法廷を満員にしようという熱い思いも伝わってきました。

 裁判所に行くのは初めてで、緊張しました。私は話をきくだけで精一杯でしたが、他の方は弁護士さんの表情などにも目を向けていました。また裁判を見に行ける機会があれば、もっといろんなところを見ていきたいです。

大阪経済大学 あおぞら団体インターンシップ生 荻野 由紀





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