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大学生が教える空気の汚れ調べ


8月3日、4日に、大阪経済大学 地域・社会調査(担当:遠州尋美教授)の授業の一環として、「大気汚染調査」を行いました。あおぞら財団の協力の下、大学生による企画・運営で、学んだことを子どもたちに伝え、自分たちの街や環境に関心を持ってもらうことを目的としています。

空気の汚れの原因のひとつには、二酸化窒素があります。二酸化窒素は車の排気ガスなどに多く含まれており、ぜん息などの病気の原因になります。この二酸化窒素は、測定カプセルを使って簡単に調べることができます。
市民参加型調査では、気になる所をピンポイントで調査できる、参加者の環境学習になるという利点があります。きれいな住みやすいまちづくりには、この市民参加が欠かせません。

開会宣言ののち、大学生の紙しばいで日本の四大公害や、西淀川大気汚染公害、道路公害、そしてみんなで空気の汚れを調べる大切さを学びました。子どもたちはみんな真剣に聞き入っていました。


その後、空気調べについての手順説明がありました。
1.測定する所を決める
◎みんなが普段通る道や交差点、公園など
×火が燃えている近くや室外機の近く
2.二酸化窒素測定カプセルを取り付ける
①カプセルの青いキャップをはずす
②地面から1.5メートルの位置に白いキャップを上にして取り付ける
3.24時間後にカプセルを取り外して青いキャップをはめる
4.あおぞら財団に戻って空気の汚れを測る
5.調査結果をまとめて発表する
※今日の作業は1、2だけです。3、4、5の作業は明日に行います。

3つのチームに分かれ、みんなで測定する場所について作戦会議をした後、それぞれ設置に向かいました。
カプセルを取り付ける場所は、みんなが普段通っている道や車の多い交差点、よく遊ぶ公園や学童の前などです。


あいにくの雨でしたが、あおぞらチームは3ヶ所(6こ)、たんぽぽチームは3ヶ所(9こ)、自転車部隊のイルカチームは9ヶ所(26こ)にカプセルを取り付けることができました。

その後、スタッフはあおぞら財団に戻り、全体の振り返りと簡単な反省会、明日の手順確認などを行いました。明日はカプセルを回収して空気の汚れを測定し、結果をまとめて発表します。
空気の汚れはとても簡単に測定できるということを知りました。どんな結果が出るのか、明日が楽しみです。

<インターン生 同志社大学 長谷川まや>


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