猛暑続く中、秋を感じる 探鳥会
9月4日、矢倉海岸定例探鳥会がありました。
暑さの続く中でしたが、7名の参加者が集まりました。
まずは、大野川緑陰道路。木陰が強烈な日差しを和らげてくれます。
メタセコイアの木にセミのぬけがらがたくさんついていました。
アブラゼミのぬけがらも数個、ありました。緑陰道路はほとんどクマゼミばかりなので、かなり貴重です。メタセコイアにはアブラゼミが多いと、セミに詳しい参加者が教えてくれました。
淀川河川敷に出ると川の上をふく風が、涼しさを運んでくれました。
緑陰道路の木陰といい、川の風といい、自然が暑さを優しくやわらげてくれますね。
猛暑のせいでしょうか。川べりの雑草が一面枯れかかっていました。
そんな中、力強く咲いていたのが秋の七草のひとつ、ハギ。いくつも咲いていました。
土手にはトンボがたくさんとんでいました。ほとんどがアキアカネでしたが、大きなギンヤンマも見かけました。
今年は9月になっても猛暑が続いていますが、季節の移ろいを実感しました。
鳥以外の話が続いてしまいましたが、探鳥会は鳥だけではなく季節毎の生物の営みを感じることができます。
神崎川河口の干潟で、野鳥の観察。
ここでは望遠鏡をのぞきながらじっくり野鳥の観察タイムです。
約30分観察を続けましたが、その間、干潟にいたアオサギがずっと同じ場所に立ち水面をにらんでいました。
野鳥の会の方に理由を聞くとアオサギは、じっと同じ場所に立ち、近づいてきた獲物を捕まえるそうです。ちなみにコサギは、あちこち動いて獲物を探すとか。
同じサギでも種類によって猟の仕方が違うのですね。
≪この日見られた鳥 25種≫
カワウ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、コチドリ、シロチドリ、トウネン、キアシシギ、イソシギ、ソリハシシギ、チュウシャクシギ、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、セッカ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
お知らせ:矢倉干潟定例探鳥会は毎月第一土曜日に開催しますが、
2011年1月は第一土曜日が元旦の為、1月8日(土)に変更します。
(記 小平)