財団会員のつどい開催(6/9)今年は泉南アスベストドキュメンタリー映画も上映
6月9日(日)『あおぞら財団会員のつどい2013』を開催しました。
会員さんだけではなく、大学生や公害患者さん、あおぞら財団と交流のある市民活動の皆さんなど25名が集まりました。
今年の会員のつどいは泉南アスベスト公害のドキュメンタリー映画上映、あおぞら財団活動報告、ランチ交流会の3部構成です。(10:30~13:30@あおぞらビル3階)
1部 泉南アスベストのドキュメンタリー映画 『命てなんぼなん?―泉南アスベスト禍を問う―』の上映会
次々と原告がなくなっている現実と、裁判の経過が粛々と流れ、泉南アスベスト公害の重さを突き付けられます。
一人ひとりの命の重さ、無念さが胸に伝わる作品で、涙を流しながら見ていた人も多くいました。
【参加者よりお寄せいただいた映画の感想(一部抜粋)】
・人の命の重みを感じました。
・国民の犠牲のなかの、国の繁栄とは何なのでしょう。
・産業の発展が人命よりも重視されるという判決は不当だと思います。
・長い期間にわたる訴訟ですが、お体をいたわって活動して下さい。私もバックアップの一員になればと思います。
・アスベスト被害の甚大さ、深刻さを知った。アスベスト公害について知らない方も多いので上映会をもっとあちこちで開催し広報をしていってほしいと思います。私もできる範囲で知らせます。
・みんなの問題です。他人事と思ってはいけません。
原告団の佐藤美代子さんと山田カヨミさんからのお話もありました。
2人とも旦那さんをアスベストの被害で亡くされています。
辛い体験を人に話すことはとても辛いことだと思うのですが、アスベストの被害を知ってほしいというお二人の気持ちと行動に頭が下がる思いです。
あおぞら財団の村松理事長から裁判についての解説もありました。村松理事長は泉南アスベスト国賠訴訟弁護団の副団長をしています。
多くの人に知ってもらうため、上映団体も募集しています。
*上映会開催についてはコチラ(大阪泉南アスベスト国賠訴訟を勝たせる会HP)
http://www.asbestos-osaka1.sakura.ne.jp/kataseru/theater/post-114.html
あおぞら財団でも13日(木)午後7時~、15日(土)午後1時30分~、上映を予定していますので、見逃した方はぜひいらして下さい。
*詳しくはコチラ https://aozora.or.jp/archives/15306
あわせて1階のあおぞらイコバ『石の綿―マンガで読むアスベスト問題』原画展も開催しています。
*原画展の様子はコチラ https://aozora.or.jp/archives/15761
2部 あおぞら財団活動報告
地域づくり、環境保健、資料館、環境学習、国際交流…あおぞら財団の5分野の活動と重点事業の活動報告です。
職員だけではなく、一緒に活動している人からもコメントを頂きました。
3部 ランチ交流会
「いただきます」のかけ声の下、とてもなごやかな雰囲気で食事を頂きました。
メニューは下記の通り。財団でお世話になっているお店のものを集めました。
■お赤飯…明日香菓舗(西淀川区御幣島)
財団職員愛用中のパンや和菓子の店。
■唐揚…寺田商店(西淀川区柏里 サンリバー柏里商店街)
店主の藤井巌さんが『柏里虹色コラム』をりべらに連載中)
■さんま、いわし、さばの魚缶…岩手缶詰株式会社(岩手県釜石市)
被災地支援品としてあおぞら財団でも1缶250円で販売中。
■海鮮味噌汁(岩手県釜石市) 具は被災地ツアーで釜石の魚屋で購入
■フランスパン…ブランジェリー夢屋(西淀川区野里) 区外にもファンが多い人気パン屋
■あんころもち…御菓子処 吉野家(西淀川区野里) リベラ2013年5月号12Pに掲載
食事を通してお互い打ち解けたのか、会場のあちこちで名刺交換がはじまるなど、皆さん活発に親睦を深めていました。
(小平)