スタディツアー事前勉強会(大阪)7月17日
2011年7月17日 13:00~ あおぞら財団3F
8月に開催されるスタディツアーの事前勉強会(大阪)を開催しました。参加者は18人。
講師は前回(7月9日)の都留文科大学に引き続き、小田康徳先生(大阪電気通信大学教授、エコミューズ館長)です。
大阪の都市化と工業化のせめぎあいについてお話しいただきました。
小田先生と大阪との出会いは、中学生時の修学旅行だったそうです。
次に大学受験のため訪れた時、大阪港を航行する船から月を見た際、工業都市「大阪」の姿を目の当たりにします。
夜空に浮かぶ月が大気汚染の影響で、赤茶けて見えたことをハッキリと覚えているとのことでした。
・工業の発展、工業化は、必ずしも都市の発展につながるか?
・工業化は都市化とつながるか?
という2点が投げかけられました。
参加者からは、
「地盤沈下の規制はあったのか?」
「工場を中心としたコミュニティ形成はどうなっていたのか?」
「住に特化したまち、千里ニュータウンとの比較」
「公害を社会倫理学から見ると、どう見えてくるのか」といった質問が出ました。
小田先生曰く、「長時間の講義?になりますが、おもしろいのできっと聞き入るよ」とのこと。
その通りの勉強会になりました。
続いて、西村先生からスタディツアーの心得をお話いただきました。
テキスト、ガイドブックにはない。今、そこになる自分自身への気付きを共有する。
時にはカルチャーショックを受けたり、過剰に感情移入してしまったり、体験から学ぶことがたくさんあるということでした。
当日は、両先生方のお話を念頭におき、実りあるスタディツアーにしましょう!!
あおぞら財団スタッフ
山本 元