外島保養院慰霊祭
外島保養院慰霊祭
あおぞら財団インターン 稲嶺愛子(奈良女子大学)
9月26日、外島保養院慰霊祭で、出席しました。外島保養院とは、大阪にあったハンセン病の療養所です。1907年に隔離収容施設として開設されました。1934年の室戸台風により施設が破壊され、187人の人が犠牲になったそうです。あおぞら財団から自転車をとばして30分弱、現在の中島工業団地の端の外島保養院跡に、慰霊碑がありました。
慰霊祭には、外島保養院の後身である岡山の邑久光明園の方々をはじめ、府や市の職員の方など、関係者の方々が参加されていました。
正直、私は、ハンセン病の歴史についてほとんど、というか全く知りませんでした。慰霊祭に参加したことをきっかけに、このような無知や無関心が病気に対する偏見や差別につながるということを自覚しました。ハンセン病の歴史から学ぶことは、ハンセン病のことだけではなく人権問題にも及びます。今は、80代や90代の元入所者の方々の笑顔を見て、私たちの世代の「責任」について考えさせられました。
yoshizawaさんのコメント — 2006年10月6日 @ 10:59 AM
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私もハンセン病のことは全然知りません。ブログを読んで、“隔離収納施設”というところに「隔離!!」と、びっくりしたくらいです。でも、「無知や無関心が偏見や差別につながる」ということには共感しました。何に関してでも、まず知らなければ何も始まらないと思います。