公害患者さんの話を聞く会 西淀川高校
2006年12月15日(金)
西淀川高校の3年生で、「公害患者さんの話を聞く会」を実施しました。
「環境」の時間で、大気汚染公害について学習し、リバティおおさかの西淀川公害の展示を見た生徒さんたちが、ここで初めて公害患者さんと触れることになります。
お話してくれたのは
森脇君雄さん(あおぞら財団理事長)
永野千代子さん(西淀川公害患者と家族の会事務局長)
岡崎久女さん
の3人です。
患者さんのお話をサポートしたのが
長野真一郎弁護士
あおぞら財団職員(上田、矢羽田、林)です。
● 西淀川が大気汚染でどれだけ大変だったか
● 病気になってどれだけ苦しかったか
● みんなのために裁判をしたこと
などのメッセージを伝えたいとの思いをもって授業をしました。
永野さんは注射跡を見せたり
岡崎さんはご自身もぜん息で苦しみ、お子さんもぜん息でつらい思いをしたこと
森脇さんは西淀川高校の近くにあった永大石油鉱業の大気汚染についてお話しました。
生徒さんたちは、生身の患者さんと触れることで、文字や映像で知っていたことが、現実だったのだと感じるところがあったようです。
私たちも生徒さんの心にメッセージが届いているのを感じ、授業が終わった後満ち足りた気持ちになりました。
生徒さんの感想から
「手渡したいのは青い空」という言葉がとても印象に残りました。今まで私は苦しさが全然わかりませんでした。でも永野さん達のお話を聞いて悲しくなりました。とてもうれしかったのは、永野さん達がこれから生まれてくる子ども達の為にがんばっているということを聞いたことです。永野さん達はとても勇気があると思いました。私も永野さんのように強くなりたいと思いました。自分のことだけでなく、ほかの人にも目を向けられる人間になりたいと思います。