2008年9月9日
大阪市中学教育研究会特別活動部の2ブロックが
見学研修としてあおぞら財団にこられました。
これも、ESDの縁で、中高交流事業で知り合いになった先生が企画したものです。
自転車マップや地域調べ、菜の花プロジェクトやフードマイレージなど
生徒会活動や総合的な学習でできることの参考になればと
活動を紹介しました。
廃油回収に関心がある学校もあり、ESDの輪が広がっていくといいなぁと思います。

大阪市中学教育研究会特別活動部の2ブロックが
見学研修としてあおぞら財団にこられました。
これも、ESDの縁で、中高交流事業で知り合いになった先生が企画したものです。
自転車マップや地域調べ、菜の花プロジェクトやフードマイレージなど
生徒会活動や総合的な学習でできることの参考になればと
活動を紹介しました。
廃油回収に関心がある学校もあり、ESDの輪が広がっていくといいなぁと思います。
8月26日くもり、13時半〜16時
西淀川高校には環境のことを考えるエココミュニケーションクラブ(Eco Communication Club)、略してECCがあります。この日はECCの活動に参加をしました。
まず、ペットボトルをリサイクルして“風車”を作りました!!なぜ風車を作るのかというと、風力発電や自然エネルギーの仕組みを学ぶためです。
風車は500ccのペットボトルで作りました。はさみやカッターで一生懸命に切って作りました。
できあがり!!!
またこの風車は、西淀川図書館のイベントでECCの生徒達が子ども達の前で作り方を説明して一緒に作る予定です。今日はそのための準備ということで、私も一緒に作ってみました。図工の授業みたいで楽しかったです。
次に菜の花の種を袋に入れて、菜の花プロジェクトの説明が書いてある紙にその袋をホッチキスで留める作業をしました。紙を折る人と袋に種を入れる人と袋を紙にホッチキスで留める人に分かれて作業をしました。
みんな真剣です。
みんなで作業をしたので、あっという間に終わりました。
完成!!!
この菜の花の種は明日、菜の花畑を耕す作業に参加する人たちなどに配布します。
その畑をみに行きましたが、雑草がたくさん茂っていました。
明日はこの畑の雑草などをぬいて耕し、菜の花の種を植える準備をします。私は参加できませんがみなさん、頑張って下さい。
最後に西淀川高校での体験の感想ですが、風車作りは楽しかったです。私の歳でも夢中になるので、子ども達はもっと熱心に作って、楽しんでくれるだろうと思います。風車を作ったり、畑を耕したり、私にはいっけん環境とは何の関係もないように思えましたがそれが地球のためになることに驚きました。またECCのようなクラブがあり、活動している高校生がいることにも驚きました。私ももっと環境のことを考えてできることから、温暖化対策を実行すべきだなと思いました。今日はとても勉強になりました。
大阪の鶴見緑地内にある生き生き地球館で、菜の花プロジェクトの活動がありました。菜の花プロジェクトは環境省のESD(持続可能な発展のための教育)の一環で、菜の花を育て、そこから採れた菜種油でBDFを精製し、車やバスの燃料に使います。そこで排出されたCO2は、菜の花を育てるときの光合成で回収します。このような循環を作り、地球に負担をかけないようにするというのが、菜の花プロジェクトの目的です。
西淀川はESDのモデル地域に選ばれ、あおぞら財団は菜の花プロジェクトを一人でも多くの人に知ってもらうために活動しています。
ESDについてはこちら↓
http://www.env.go.jp/policy/edu/esd/about/index.html
菜の花プロジェクト詳しくはこちら↓
http://nanohanany.blogspot.com/
この日は西淀川高校の生徒たちが、生き生き地球館エコクラブのこども達に紙芝居で菜の花プロジェクトの説明をして、実際に廃油をBDFに変える装置を使って実演もしました。
エコクラブのみなさんも様々なエコ活動を行っており、菜の花プロジェクトはその一つです。菜の花を育て、採れた菜種油で天ぷらを揚げて食べたそうです。そのときの廃油を持ってきてもらいました。この日は他の皆さんにも廃油を持ってきてもらい、それを使ってBDF作りを実演しました。
まず西淀川高校の生徒さんたちが、紙芝居で彼らの経験も踏まえて、菜の花プロジェクトの説明をしてくれました。
説明が終わると、次は西淀川高校の辻先生がBDFを作る過程を説明してくれました。BDF作りはまず、一番左のタンクに廃油を注ぎます。次に水酸化ナトリウムとメタノールを混ぜた溶液を同じタンクに注ぎます。このとき、ゆっくり入れることがポイントです。
そしてスイッチを入れます。スイッチを入れると廃油と溶液がよく混ぜられ、メチルエステルとグリセリンに分離されます。メチルエステルは燃料の元になりますが、BDF精製にグリセリンは不要物となります。しかしこれも捨てるわけではありません。ちゃんと畑の肥料として使用します。
使用できるBDFを作るには2日ほどかかるので、この日はここまでの作業をエコクラブのみなさんとやりました。
BDFはこのあと水と混ぜられます。油、水と油が分離されていない液体、水の3つに分かれます。油は水や他の不純物と比べて軽いので、上に浮かび上がります。このとき浮かびあがったのが、使用できる油です。これを繰り返して良質の燃料を精製します。
この日は最後まで出来なかったので、出来上がったBDFを使って発電機を動かしました。みんな見慣れない物なので興味津々でした。こどもは本当にいろんなことに好奇心が働くので、驚かされます。
発電機に集まるこどもたち。
発電した電気で何を動かすのかというと…
扇風機です!コンセントを入れ、羽が回った瞬間「おぉー!!」と歓声があがりました。みんなで育てた菜の花から採れた油から出来たBDFでもこうやって動くんですよ、という
説明にみんな感心していました。天ぷらの臭いするかな?と言うこもいました。
扇風機だけでは面白くないよね?ということで、今度はテレビをつけることにしました。
さぁつくかな?
つきました!!ここでも歓声があがりました!
BDFで発電した電気で、ビデオを見ました。「エコロ島」という環境のアニメを見ました。みんな最初はテレビじゃなくて「えぇー」と不満を言っていましたが、さすがこどもたち。見始めると画面に釘付けでした。
ビデオを見て、最後にみんなでちゃんと挨拶をして終わりました。
私の感想としては、こうやって環境活動は行われているのかぁと実感しました。今まで
こういった活動を聞いたことはあっても、見たことはなかったので実際に参加することができて、見ることができてよかったです。私自身学ぶ事、得るものが多々ありました。
こどもたちに考えさせる、考えてもらうことは本当に大切ですね。未来の担い手である彼らに環境のことを考える大切さを教え、環境のことを考えるクセ…といったら変ですが、習慣がつけば、きっと未来の地球は良くなるだろうなぁと思いました。そしてそんなこどもたちに伝えることができ、いろいろな人が出会える場を作ることは素敵なことだなぁとも思いました。私たち大人も負けていられませんね。
回収した油はバイオディーゼル燃料(BDF)の原料としてリサイクルされます。軽油の代替燃料として使われ、車が動きます。
*回収業者、レボインターナショナルHPはこちら
7月23日
淀中学校・梅南中学校・菫中学校から合計15名が参加し、西淀川高校エココミュニケーションクラブ・生徒会の面々とともに菜の花プロジェクトについて学びました。
8月4日
第1回に引き続き淀中学校・梅南中学校・菫中学校から8名が来校。加えて大阪経済大学現代GP学生実行委員会から2名の参加をえるとともに、菜の花プロジェクトのお手伝いをしてくださっている地域在住の木村さんも来られ、にぎやかな会となりました。