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西淀川高校『環境』の授業で、公害病患者さんがお話をしました

12月14日(金)、西淀川高校3年生の「環境」の授業で、西淀川公害病患者さんのお話を聞く会がありました。
授業では、生徒たちはまずNNNドキュメント証言「複合大気汚染~西淀川公害患者会の闘い」を見ました。91年に放映されたドキュメント番組です。患者さんたちの苦しさや運動の真剣さが伝わる映像に、生徒たちは胸を打たれたようでした。
視聴後、環境教育担当の辻先生やあおぞら財団から西淀川公害の説明をし、その上で、2組にわかれて西淀川公害病患者さんのお話を聞きました。

公害病患者さんは、岡崎久女さんと、池永末子さんです。

くめさん
岡崎さんは息子さんとともに親子でぜん息で苦しんだこと、西淀川から引っ越すことを考えたものの息子さんから「この町が自分のふるさと」といわれ、西淀川をきれいな町にしていく決心をしたことなどのお話しをしました。
岡崎さんには、生徒から「当時、支えになったものは何ですか」の質問があり「自分の子どもが心の支えだった」と答えていました。

池永さん
池永さんは、3才でぜん息を発症した娘さんのことや、池永さん自身のぜん息についてのお話をしました。
池永さんもぜん息の症状があったものの子育てをしていた頃は自分のことにはかまえずにいたこと、池永さんの病状がひどくなった時にはすでに公害健康被害補償法による公害病の認定が打ち切られていたこと、治療費は自己負担になるため経済的に苦労があること等を話しました。
自分達の親子のような苦しい思いをすることがないような社会になってほしいという言葉で話を締めていました。

西淀川高校の校長先生も、高校HPの中で公害患者さんの語り部について紹介しています。

(西淀川高 HP 校長先生の記事

(小平)

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