四日市市で語り部養成講座を行いました
2014年11月29日(土)
四日市環境学習センターにて「日本の大気汚染公害」という壮大な題でお話ししました。
来年3月オープン予定の四日市公害・環境未来館の語り部および展示解説員のための講座でした。
四日市公害の年表と個人の年表をリンクさせるワークショップや
公害地域がどこにあるのかをグループで考えるワークショップなどを組み合わせて
公害健康被害補償法と全国の大気汚染公害裁判とその後の地域再生のお話をしました。
予備知識が入ったところで、西淀川公害の語り部として永野千代子さんのお話をしてもらいました。
「やっぱり生の声の伝わり方は違う!」
との感想がありましたが、永野さんから被害の大変さ、運動への覚悟のお話は迫力がありました。
前日、微熱があった中で、遠出をしてくれた永野さんに感謝です。
(当日もせきが止まらなくて、つらい中ありがたかったです)
四日市と他の公害地域では、反対運動の継続性という意味で違いがあります。
患者さんたちが先頭に立って、語り部活動を行うということが難しい状態にあります。
そこをクリアして、どうやって市民活動を盛り上げていくか、まだまだ課題があることが明らかになった形になりました。
かなり噛み砕いて講座を行ったのですが、「難しい」との感想もちらほら。
こちらの講義もまだまだ改善の余地ありです。
(林)