ソラダス2021で空気調べ
大阪府下の二酸化窒素の濃度を面的に自主的に測定する「ソラダス2021」が実施されました。4年おき程度に実施しており、今年で9回目です。
あおぞら財団は西淀川公害患者と家族の会と共に、西淀川実行委員会の事務局をつとめています。西淀川区内の多くの団体に協力していただいて、西淀川区内全域を測定しました。
測定には小さなカプセルを用いています。これを道路上に取り付けて、24時間後に回収します。
取り付け日の5/20は大雨でしたが、ほとんどの場所で無事に取り付け、回収ができました。
分析結果が出るのは、秋以降の予定です。
■測定概要
・カプセル設置・回収日時・・・2021年5月20(木)18:00〜21日(金)18:00
・西淀川のメッシュの数・・・44メッシュ
・設置したカプセル数・・・220
・回収できたカプセル数・・・199
・測定方法:大気中のNO2濃度を測定できる「天谷式カプセル」を用います。24時間暴露したカプセルにザルツマン試薬を入れ、NO2を化学反応、発色させ比色分析により濃度を測ります。
・健康アンケートを同時に実施・・・138票回収
・西淀川実行委員会の参加団体:西淀川公害患者と家族の会、あおぞら財団、西淀川労連、西淀川福祉会(よどっこ保育園、みどり保育園)、共生ホームひまわりの家、西淀川医療労働組合、新日本婦人の会、共産党西淀川此花地区委員会、年金者組合、西淀川生活と健康を守る会、西淀川民主商工会、淀川勤労者厚生協会(西淀病院、安住、らくらく、よどの里、のざと診療所、千北診療所、姫島診療所、友の会)、大阪ファルマプラン、あおぞら苑、西淀川借地借家人組合、中島森脇さん
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■ソラダス2021とは・・・
「ソラダス2021」とは、大阪のNO2(二酸化窒素)濃度を、面的に、私たち住民の手で直接測定して、大気汚染を確かめる運動です。
空気中のNO2濃度を、日時を決めて大阪府域全体でいっせいに測ります(大阪府域を1kmメッシュ(大阪市内は500mメッシュ)で5個づつカプセルを設置)。ソラダスは4年おきに実施しており、9回目を昨年5月に「ソラダス2020」として実施予定でしたが、コロナ禍の中で1年延期になりました。
主催/大阪NO2簡易測定運動本文実行委員会 事務局/大阪から公害をなくす会