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楽らく呼吸会「薬について」を開催(3/8)

3月8日に、楽らく呼吸会を行いました。

今回はあおぞら薬局から薬剤師の吉本利樹さんを講師にお招きして、お薬についてお話をお聞きしました。
参加者は全部で9人でした(スタッフ1人、講師1人含む)。

ぜん息のお薬は90年代に吸入ステロイドが普及されて以降、ぜん息発作でなくなる人が激減しました。また、近年は喘息発作を引き起こす物質にピンポイントで作用する生物学的製剤が5種類認可されるなど、お薬がどんどん変わっています。

ぜん息についてのおさらい

ぜん息の基礎知識からお話してもらいました

吸入薬は喘息の薬の中でも大きな役割を果たしています。ただし、上手に吸わないと、薬が気管支の奥深くに届かず効果が出なかったり、副作用がおきることがあります。定期的に使い方のチェックをしてもらうことが大事です。

吸入

吸入の仕方と吸入器の違い

また、発作止めはできるだけ我慢してから使うのではなく、発作の前触れを感じたら、すみやかに使用すること大事です。そのためには、自分の発作の時の対応を覚えておきましょう。発作止めの使い過ぎは、心臓に負担をかけますので、依存しすぎることは禁物です。

発作の前触れ

発作の前触れの症状

お薬のお話の後、吸入薬がきちんと吸入できているか確認するために、テスターの体験を行いました。テスターはきちんと吸えたら音がなります。
患者さんは自分が普段使っているもので試してもらい、お一人ずつ確認しました。

IMG_1603

吸入ができているのか確認!

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音が鳴ると吸入できているという合図です

最後は動画をみながら呼吸筋ストレッチ体操。
呼吸にまつわる筋肉をほぐし、すっきりして終了しました。

IMG_1612

呼吸筋ストレッチ体操ですっきり

呼吸器系疾患がある方が日常的に服用しているお薬。お薬についての正しい知識を得ることで、呼吸器疾患の症状のコントロールや改善につながったらと願っています。

(谷内)

――――

あおぞら財団では、ぜん息やCOPDを抱えながら苦しむ患者さん同士が日頃の病気の悩みを交流したり、勉強会で学びながら、病気と向き合っていこう、またお互いが支えあっていこうと、楽らく呼吸会を開催しています。

次は、5月17日に開催します。矢倉緑地公園に行く予定です。ご参加を希望される方はあおぞら財団までご連絡ください(Tel 06-6475-8885)

【日  時】2024年5月17日(金)13:30~15:00
【集合場所】 あおぞらビル1階駐車場(アクセスはこちら https://aozora.or.jp/accesscontact
【参加費用】 無料
【対  象】・ぜん息やCOPDなどの呼吸器疾患がある方、ご家族の方
・呼吸ケア・リハビリテーションに興味のある方
【内  容】矢倉緑地公園まで車で行き、公園内で散歩をしたり体操をして過ごします。
【申し込み方法】あおぞら財団(Tel 06-6475-8885、担当:谷内・鎗山)までお申し込みください。

過去の楽らく呼吸会の取り組みについてはこちらをご覧下さい。

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