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11/12~11/14 中国環境NGO研修受け入れ

あおぞら財団は、大気汚染経験等情報発信業務の一環で、今年度(2025年度)2025年11月12日(水)~11月14日(金)の3日間に、中国の環境NGOメンバーを日本に招き、日中公害・環境問題に関する研修受入・交流活動を行いました。

本研修プログラムでは、西淀川周辺地域をフィールドとして、日本での大気汚染公害の経験を中国の環境NGOメンバーに理解してもらい、環境問題の解決に役立ててもらうことを目的としています。

訪問メンバー(敬称略、順不同):
1.李力 Li Li (北京市環友科学技術研究センター) 代表
2.張志栄 Zhang Zhirong (山西数酷大数据科技有限公司)
3.郝慧堅 Hao Huijian (山西数酷大数据科技有限公司)
4.宋波 Song Bo (黒龍江省八五三農場幼稚園)
5.張登高 Zhang Denggao (合肥市善水环境保護発展センター)

一日目.

訪問先:あおぞら財団、尼崎北堀運河、尼崎の森中央緑地、浜田化学

【西淀川公害とあおぞら財団】
初日の研修として、午前中はあおぞらビル3階のグリーンルームで、事務局長藤江が西淀川地域での大気汚染公害と裁判、あおぞら財団立ち上げの経緯を紹介しました。その後、中国訪問団から自らの関心分野と問題意識を共有し、日中の環境・公害問題の対策について意見交換を行いました。

動画で西淀川公害を知る

公害患者との会話
西淀川地域での大気汚染公害と裁判の紹介が終ってから、西淀川公害患者と家族の会の会長・山下明さんと、同会の事務局長・上田敏幸さんから、当時公害に関する体験についてお話していただきました。公害患者生の声を聴いて、高度経済成長期で経済発展の犠牲者となった公害患者の状況や思い、公害の深刻さを知るようになりました。

公害患者の語りから、西淀川公害を知る

尼崎北堀運河の水質浄化施設
お隣の尼崎市にある北堀運河の水質浄化施設では、貝や藻などの生き物の力を借りた水質浄化仕組みを見学しました。たまたま居られたボランティアスタッフの方に施設の紹介、活動の説明をしていただき、理解が深まりました。

藻類、貝類やヨシなど生物の力で、水質が浄化される

尼崎の森中央緑地
尼崎の森中央緑地は、昔は製鉄会社の工場があった埋立地ですが、近畿地域の在来種植物の種子から育てた13万本の苗木が植えられ、多様な生物がくらす生物多様性の森が作られっています。長年に渡って、たくさんのボランティアや市民が参加して、とても素敵な森が作られていることに驚きました。

色々な在来種植物が育てられている

最後に、案内いただいたスタッフの方と記念撮影

 

浜田化学工場
大量生産、大量消費、大量廃棄の消費理念が見直され、3Rの実現が求められる現在に、リサイクル業務を展開している企業がたくさん増えています。浜田化学はその中の一社であり、50年以上の廃油回収・リサイクルの実績を有しています。
会議室で事業内容を伺った上で、工場内に入り、廃油リサイクルに関する一連の流れを見学しました。

廃油分類、アップサイクルの工場を見学した

二日目.

訪問先:西淀川地域、西淀病院、日中環境問題サロン

西淀川地域フィールドワーク
公害による汚染でドブ川となった大野川を再生して緑陰道路として復活された経緯と、災害に備えている西淀川地区の現状を知ってもらうため、タンデム自転車で西淀川地域を巡る見学を行いました。タンデム自転車で大野川緑陰道路に沿って、淀川堤防まで走り、途中に、水害を防ぐため作られた地下の大放水路、ごみ焼却施設西淀工場、水防碑、下水処理場周辺、43号線沿線の大気環境の測定、空気浄化の仕組みなどを見学しました。

大野川緑陰道路で、タンデム出発

西淀病院
西淀病院は、「人にやさしい医療を追求し、地域とともに健康なまちを築きます。」という理念に基づき、低額・無料診療、地域出張診断、入院個室追加料金無料など独自の医療事業も展開されています。

西淀病院を見学した

日中環境問題サロン
夕方、あおぞらビル3階のグリーンルームで、日中環境問題サロン「中国環境NGO活動を聴く2025」を開催しました。三名の中国環境NGOメンバー・環境業務従事者から、中国の自然環境の現状、環境政策などを報告していただきました。

発表に対して、議論が盛り上がった

三日目.

訪問先:つくだ保育所、介護施設「ヒメル」

つくだ保育所
つくだ保育所見学では、保育所のスタッフと生徒人数、入所条件、所の設備、イベント・行事、保育所と幼稚園の違いなどについて伺いました。また、園児の給食も試食させていただきました。

中国の保育園であまり見られないお散歩カートについて伺った

看護小規模多機能型居宅介護施設「ヒメル」
中国社会は、これから高齢化に迎えます。そのため、中国訪問団は、日本の成熟した福祉・介護システムに積極的に学んでおり、今回「ヒルメ」を見学しました。施設の利用者数、利用者の健康状態、毎日のスケジュール、交流イベント、部屋の構造などについて伺いました。

一緒に施設の行事に参加した

 

(記:あおぞら財団バイト 王子常)

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大気汚染経験等情報発信業務(環境省)は、経済活動と公害・環境問題の解決の両立をテーマに、日本における公害経験やそれに関連する資料・情報をアジア諸国と共有するため、情報発信・人的交流を行うものです。その一環として、日中環境問題交流を行いました。

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アジア各国では、現在進行形で、様々な公害・環境問題が発生しています。
その中で、自分たちの住み暮らす地域の環境を良くしていこう!と取り組む人々がいます。

あおぞら財団の国際交流活動を通じてつながったアジア各地の環境活動を報告・紹介するページ「アジアの環境活動でつながろう」を新たに作成しました。
それぞれの取組みを知り、学び、つながることで、活動の輪を広げていきましょう。

ぜひご覧ください。

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