小山仁示先生 ご逝去されました。ご冥福をお祈りします。
小山仁示先生が、2012年5月26日にお亡くなりになりました。81歳でした。
小山先生は、『西淀川公害』をまとめ、西淀川公害裁判を歴史的に検証する証人となってくれた学者です。
その後、あおぞら財団設立時に資料館構想を考えるときに中心となって下さり、
「一番大切なことは、資料を保存することだ」と主張されました。
この言葉があって、あおぞら財団では資料の保存に力を入れ、
各地の公害地域の資料保存状況を確認したり、
ネットワークを作る取り組みを行うことになりました。
「公害問題と歴史学–公害問題資料保存をめぐって」という一文を寄せて下さっているので、
よかったら、読んでみて下さい。
公害の資料館というと、展示施設のみになる場合が多いのですが、
西淀川ではまずは資料保存を掲げた事もあって、
公害資料の整理、活用について取り組む事ができました。
小山先生あっての西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)だったと思います。
心よりご冥福をお祈りいたします。(林)