9/21 姫島診療所で呼吸リハビリについて勉強しました!
9/21(金) 姫島診療所で楽らく呼吸会を行いました。また西淀病院の理学療法士の廣野さんに、呼吸リハについて教えていただきました。参加者は15名(スタッフ含む)でした。
・口すぼめ呼吸
・呼吸が楽な姿勢
・腹式呼吸(腹部重錘法)
・痰の出し方
腹式呼吸(腹部重錘法)とは、図のようにお腹に重りを乗せて呼吸をする呼吸法です。500g~1kg程度の重りをお腹に乗せると、息を吸うときは腹筋が鍛えられ、吐くときは重りがお腹を押してくれるので比較的楽に息が吐けます。
呼吸器疾患の患者さんは、息をするのがつらいのは「息が吸いにくいから」だと思いがちですが、息がうまく吐けていないからたくさん吸えていない場合もあります。そういう方にこの呼吸法は有効です。
自宅であれば、ペットボトルに水を入れたものや雑誌などで代用できますので、夜寝る前などに一度試してみてくださいね。
続いて痰の出し方ですが、みなさんは痰が出づらくてつらい思いをした経験はありませんか?実は痰がはじめに発生するのは肺の中なんです。それが呼吸によって気道に押し出され、それがだんだん上にあがってきて咳などで口から出てきます。
スムーズに出てくれば問題ありませんが、喉のあたりに留まったりすると呼吸もつらくなりますよね。それに肺の中に留まったままでも菌の温床となり、悪影響を及ぼします。そこでうまく痰を出す方法を教えていただきました。
まず準備として水分補給をします(喉を潤す、痰も水分を含むと出やすくなるため)。続いて横向きに寝ます。そして「普通の呼吸20~30秒」と「深呼吸3~4回」を2セット繰り返します。3セット目は普通の呼吸のあとに、大きく息を吸って口を開けて勢いよく「ハーッ、ハーッ!」と吐いてください(ハフィング)。その後3回ほど咳をします。
肺に痰があればこの方法で出てきやすくなります。出てこない場合は、反対の横向きに寝て同じことをやってみてください(出てこない場合もあります)。
こちらでも最後にリハビリ体操をしました。体を動かすと気持ちがいいですね。
みなさんも夜寝る前にお腹に重りを乗せて腹式呼吸を練習したり、痰が出る方は上記の痰の出し方もぜひ実践してみてください。
平田