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緑陰道路サロン第8回『元庄屋さん宅に残る「中島大水道の古文書」から』


元庄屋さん宅に残る「中島大水道の古文書」から 緑陰道路サロン第8回イベント『元庄屋さん宅に残る「中島大水道の古文書」から』を、「西淀川・公害と環境の資料館 エコミューズ」で開催しました。(参加者17名)

昨年(2009年)10月24日、小田先生、天野先生、事務局の小平で、東淀川区の一鉼家の本家にお邪魔し、一鉼正義さんに古文書を見せてもらいました。
一鉼さんのご先祖は、当地の庄屋。江戸時代、農民からの排水路の開削の要求に対する幕府の返答に、抗議の切腹をした三義人のひとりとして、たたえらています。庄屋さんたちの命をかけて掘られた排水路が「中島大水道」です。現在の東淀川、淀川、西淀川の3区をつらぬく全長9.5キロ、当時の農民たちの手によってわずか50日で掘られたと伝わる大土木工事によって掘られました。

一鉼家の古文書

今回は、中島大水道の地図や管理について書かれた古文書(10月24日訪問時、撮影)を教材に使いました。講師は小田康徳先生(大阪電気通信大学教授、西淀川・公害と環境の資料館 エコミューズ館長)です。江戸時代の筆で書かれた古文書を一文一文、丁寧にお話をしてくださいました。

<参加者の感想>
・小田先生の解説で江戸時代の農民の生活にかかわる古文書資料を読み解くうちに、当時の人の息吹や嘆き、喜びなどが少し身近に感じられるような思いにさせられます。
・古文書の解説をやさしくユーモアを交えてのお話、大変面白かった。また書状の宛先の位置が時代によってかわっていく話は大変興味をそそりました。
・大阪にながく住みながら、ようやく愛着をもちはじめた次第です。歴史を知ることが、新しいまちづくりだと思い始めました。


今回の講座には、一鉼さんも参加をして下さいました。(写真、挨拶をする一鉼氏)

次回は5月22日。東淀川の中島大水道の跡をめぐり、庄屋のご子孫、一鉼さんにお話しを伺います。




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