第9回緑陰道路サロン
第9回「緑陰道路サロン」
『中島大水道の東淀川部分を訪ねる』
日時:5月22日(土) 9時30分〜
場所:阪急淡路駅西口付近
なお、この説明会は、2010年度一般財団法人セブン−イレブン記念財団の公募助成を受けて、開催されました。
9回目を迎える「緑陰道路サロン」、今回は、東淀川を中心に活動を広げる「ECOまちネットワーク・よどがわ」との共同開催となりました。さらに大阪経済大学遠州尋美教授の講義「地域・社会調査」にも全面協力いただき、スタッフも合わせ約60名の参加がありました。
中島大水道は、江戸時代、水害に悩まされた農民が築いた排水路です。現在の中島大水道顕彰碑(東淀川)から大野川緑陰道路(西淀川)までを位置します。
今回は顕彰碑から昔の水路をたどるように東へ進み、旧新家村の一柳本家(一柳太郎兵衛、農民の代表・三庄屋のひとり)を目指しました。
中島大水道は農民が自らお金を出し合い、地域のために工事しました。その取組に似たものが現在、東淀川にあります。「ECOまちネットワーク・よどがわ」が中心になって進める、大阪市内初の市民共同発電所「さわやか発電所」です。差し迫る地球温暖化問題、エネルギー問題に対して、持続可能な社会の実現を目指しています。市民が少しずつお金を出し合い太陽光パネルを設置することで、自然エネルギーの普及と啓発を進める取組です。
一柳本家から「さわやか発電所」がある「さわやか苑」(社会福祉法人優光福祉会)を目指します。
最後に、一柳太郎兵衛のご子孫、一柳正義氏にお話を伺いました。
中島大水道という一つの歴史跡を通じて、西淀川と東淀川それぞれの取組がつながりを持てた、よい一日でした。
(森井)