日中・公害環境問題に関する研修プログラム(1/30前半)
■1月30日(水)
<前半>
・企業の取組みヒアリング(パナソニック㈱環境経営推進グループ・荒井喜章氏の報告)
昨年に引き続き、パナソニック㈱の企業理念や環境の取組みについて、同社の荒井喜章氏(環境経営推進グループ)より報告を受けました。
(前回の様子)
ちょうど、前日(1/29)に、中国の環境NGOネットワーク“グリーン・チョイス・アライアンス(GCA:緑色選択連盟)による記者会見が行なわれ、パナソニックの評価が高かったことも、中国NGO側から報告されました。
パナソニックの報告を聞いたメンバーからは「企業理念が素晴らしい、地元の企業にも紹介したい」との意見が出ました。
意見交換の中では、他国の国際企業と比べると、中国に進出している日系企業に関しては、地元とのコミュニケーション不足が指摘されました。日本人の性格として「無責任な発言は避けたい」と黙ってしまう傾向は、私(藤江)にも当てはまるものでした。外国で仕事をするということ、法律遵守への姿勢、環境対策への「やる気」、サプライチェーンとの関係、政府の対応など、意見交換は多岐に渡り、互いの理解を深める意見交換となりました。
昨今、ややこしくなっている日中関係ですが、互いの信頼関係を土台に、コミュニケーションを続けることで、公害・環境問題も改善していけるのではないかと思います。
【参考】
・グリーンチョイスアライアンス(GCA)
※本事業は平成24年度大気汚染経験等情報発信業務の一環です。
記・藤江徹(あおぞら財団スタッフ)