日中・公害環境問題に関する研修プログラム(1/30後半)
大阪泉南アスベスト国賠訴訟の傍聴の為に大阪高等裁判所へ。
第2陣の原告3人の本人尋問が行われるからです。
(裁判所内は写真を取る事が出来ないので画像はありません)
3人の被害者の、咳や痰に苦しむ様子や肺がんの苦しい検査の様子など、
楽しみも奪われて、外に出る事もままならないことが切々と訴えられました。
裁判を傍聴した後は、原告団の報告会に参加しました。
裁判の内容を確認した後に、中国環境NGOの面々の紹介が行われました。
中国で弁護士をしている馬さんから、「日本の姿は、中国の30年後の姿で、きっとアスベストが問題になってくると思う」とのコメントがありました。
その後、村松弁護士の事務所に移動して交流会です。村松先生は泉南アスベスト弁護団の副団長でもあり、あおぞら財団の理事長でもあります。
馬さんから、日本の裁判制度と中国の制度の違いについて質問が沢山出てきました。
「環境訴訟の報酬は?」との問いに
「持ち出しの方が多いです」との答えがありました。
最後に、みんなで記念撮影です。
裁判所では通訳がなかったので、中国の方々にとって、大変だったと思います。
それでも、現地で見てもらわないと解らないことを理解してもらえたのではないかと思います。(林)
※本事業は平成24年度大気汚染経験等情報発信業務の一環です。