11/21(木)楽らく呼吸会(千北診療所)でロコモティブシンドロームについて勉強しました!!!
こんにちは。
2013年11月21日(木)、千北診療所で楽らく呼吸会を行いました。今回は西淀病院の理学療法士の廣野さんと榎田さんを講師に迎え、呼吸リハビリについての勉強と体力テストを行いました。参加者は12人(内、患者さん7名(家族の方を含む)、理学療法士2名、スタッフ3名)でした。
この日はお天気もよく、おしゃべりも弾みながら、みなさんなごやかに集まって来られました。
今日は握力測定も行うということで、置いてあった握力を鍛えるための器具を触りながら、開始前から盛り上がっていました。
今回は、「ロコモティブシンドローム」(=運動器症候群)について勉強しました。
その予防のためのチェックシートを見ながら、7つの項目に当てはまるかどうかをそれぞれチェックしました。
詳しい説明は、前回のブログをご覧ください。→ こちらをクリック!
みんなでチェックを行った後は、ロコモティブシンドロームを予防するための「ロコモーショントレーニング(ロコトレ)」を行いました。
いろいろなトレーニング方法がありますが、ここでは片脚立ちをみんなでやってみました。
続けられる人は1分間、難しい人は30秒を2回やるなど、自分の体の具合を見ながらやることが大切です。
ロコチェックの項目の一つになっていた【片脚立ちで靴下がはけない】については、できないという方が多かったのですが、「私できるよ!」と言って実際に見事な片脚立ちの様子を見せてくださった方もいらっしゃいました。
また、普段毎日病院にリハビリに通っている方が、ロコトレをやってみると体がスムーズに動き、その成果が目に見えるかたちで表れていることを実感される場面もありました。
他の方の頑張っている姿を見て、みなさん刺激を受けられ、お互いに励みになっている様子が伺えました。
他にも、つま先立ちがおすすめ、と教えていただきやってみました。
机などに手をついたりつかまったりした状態で、かかとをゆっくり上げ、下ろす時もゆっくり、というのがポイントです。
ストレッチをトレーニングの前にやるといい、好きなスポーツを続けることもトレーニングの一つ、など参考になるお話をいろいろ聞かせていただきました。
そして次に、握力測定を行いました。
握力は、きちんと記録し、1回きりではなく続けて測ることが大切だということです。
みなさんお互いの数値を測る様子を見守りながら、言葉をかけあったり冗談を言い合ったり、にぎやかなひとときでした。
「もう1回測る!」といって積極的に測っていた方もおられました。
また次に測定する機会を楽しみにされている様子でした。
そして最後に、おなじみの呼吸体操をしました。
首を倒す、首を回す、肩を回す、「シェー」のポーズをする…
呼吸体操もやっぱり続けることが大切!という講師の先生の一言に、みなさん深くうなずいておられました。
開催後のアンケートでは、7人中7人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。また、7人中3人が呼吸リハビリなどの運動を【毎日している】、2人が【2・3日に一度ぐらい】と答えています。その他に「(呼吸会を)永続的に続けて欲しいです」という感想がありました。
少しでも興味がある方は是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!
■次回予定 ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…12月13日(金) 14:00~15:30(呼吸の仕組みと呼吸器の病気について)
・千北診療所……1月16日(木) 14:00~15:30(呼吸の仕組みと呼吸器の病気について)
・姫島診療所……1月17日(金) 14:30~16:00(呼吸の仕組みと呼吸器の病気について)
本事業は独立行政法人環境再生保全機構の公害健康被害予防事業の一環として実施しています。
ぜん息・COPD予防等情報発信事業に係る「COPD患者等のQOLの向上のための呼吸リハビリテーションの普及及び地域ネットワークの構築事業(大阪ブロック)」
吉田