西淀川区役所でCOPD・肺年齢チェックを実施しました(9/30)
9/30に西淀川区役所内で行われた「がん検診・特定健康診査」の会場の横で肺年齢測定を行いました。今回は49名の方が「がん検診・特定健康診査」を終えた後、肺年齢に興味を持たれ、測定に来ていただきました。
この肺年齢測定は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)を広く知ってもらい、COPDの早期発見、早期治療をすすめる目的で行っています。COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、有害物質の吸入や大気汚染によって起こりますが、中でもたばこの煙が最も大きな原因です。
検査方法はハイ・チェッカーという測定器を用います。年齢・身長・性別をハイ・チェッカーに入力して6秒間息を吹き込むだけで数分で肺年齢を測定できます。
ほとんどの方が肺年齢チェックを受けるのは初めてで、COPDを知らない、きいたこともないと回答される方がほとんどです。この肺年齢チェックを通して、COPDとは一体何なのかを知っていただくきっかけになったのではないかと思います。
今回も前回に引き続き、北野病院リハビリテーションの技師長の本田憲胤講師と大阪医療センターの理学療法士の林田佳一講師に参加いただきました。お二人は、環境再生保全機構の呼吸ケア・リハビリテーション指導者養成研究終了生です。
お二人の先生は、参加者の様子を見ながら「胸いっぱい吸って」「最後まで吐いて」と声がけをしていました。そうすることで、肺年齢を正しく計測することができます。
また、肺年齢チェックでは、COPDの疑いがある方に呼吸器内科の受信をおすすめしています。ハイチェッカーの計測で、C(肺疾患の疑い 、D(COPD の疑い・要経過観察)、E( COPD の疑い ・要医療)の結果が出た方、COPD集団スクリーニング質問票で4点以上の結果が出た方には、呼吸器内科の受診をおすすめしています。今回から始めたこころみとして、受診されたかどうかを追跡調査するハガキをお渡ししています。
肺年齢チェックは無料で受診ができますので肺年齢に興味がある方などCOPDの早期発見そして早期治療の為にも是非お越し下さい。
記録:吉永
今後の予定
2017年12月3日(日)9:30-10:30 がん検診で肺年齢チェック
2018年2月24日(土)9:30-10:30 がん検診で肺年齢チェック
会 場: 西淀川区役所(大阪市西淀川区御幣島1丁目2-10)
参加費:無料
問合わせ先:あおぞら財団(電話:06-6478-8885)
がん検診等については、西淀川区役所「がん検診等について」をご覧ください。
参考:独)環境再生保全機構:COPDってどんな病気ですか?
本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)実施業務」の一環として実施しています。