柏里小学校で公害語り部の授業(2/22)
2月22日に、柏里小学校の5年生を対象に、大気汚染公害の語り部の授業を行いました。
小学校5年生は、3学期に公害について学びます。高度経済成長期に問題となったのは四大公害だけではありません。大気汚染は全国的にも被害者が多く、その解決には様々な立場の人々の努力と多大な時間がかかりました。
今回の語り部の須恵さんは、旦那さんの失明とご本人の公害病が重なり、大変な人生を余儀なくされました。大気汚染のために一晩で朝顔が枯れたことがあること、洗濯物が粉塵のために真っ黒になってしまったこと、旦那さんの仕事のために引越しが困難であったことなどをお話しました。
子ども達からの感想を紹介します。
- 家に帰ってお母さんに話をすると「公害でたくさんの人が亡くなったんやで」と言ってました。ぼくが大人になったら子どもに青い空を見してあげたいです。
- みなさんがどういうことでくるしんだのかや公害はとても怖いものだということを知りました。同じことがまた起きないように、私たちができることはやっていこうと思います。
この授業を通して、遠く離れた場所ではなく、自分たちが住んでいるこの地で公害に苦しみ、解決するために立ち上がった人々がいる、そして公害を二度と起こしてはいけないといったことを子ども達には学んでもらえたかなと思います。
(谷内)